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INTERVIEW

THE BLACK DAHLIA MURDER

2010.07.05UPDATE

THE BLACK DAHLIA MURDER

Member:Trevor Strnad(Vo), Brian Eschbach(Gt)

Interviewer:米沢 彰

-あなた方へのインタビューは『Deflorate』のリリース時に、ヴォーカルのTrevor Strnadにメールインタビューをして以来となります。宜しくお願いします。

Trevor(以下、T):宜しくね。

-前回の来日(LOUDPARK06)から随分日が開いてしまいましたが、その時のことは覚えてますか?

Brian(以下B):あんなに大きなフェスに出たことは無かったから、よく覚えてるよ!アメリカではあんな風にメタルバンドばかりを集めたフェスはほとんど無いから、びっくりしたね。オーディエンスの全員がメタル好きだってことが、しっかりと伝わってきて、本当に衝撃的だったよ。

T:人が沢山いることにびっくりしたよ。小さめの楽屋で待ってる間、少し前にHATEBREEDがやってて盛り上がってたんだ。俺たちの出番には人が居なくなっちゃうんじゃないかって心配してたんだけど、いざ出てみたら5千人ぐらい人がいて本当にうれしくってびっくりしたんだ。『Deflorate』を出した時に本当は来たかったんだけど、来れなかったのは残念だったな。でもこうしてまた来れて嬉しいよ。

-「Deflorate」リリース後の活動について教えて頂けますか?

B:かなり忙しくツアーを回ってたんだ。アメリカ、カナダ、南米、メキシコ、ヨーロッパを回ってたよ。

-昨日の大阪公演はどうでしたか?ファンの反応を見たのですが、かなり盛り上がったようですね。

B:本当に素晴らしかったよ!上手くいったし、オーディエンスもみんな楽しんでくれていたと思うよ。

T:クラウドサーフしたり、オーディエンスはとにかく皆暴れてて、大変なことになってたね。前回来た時は、ドラムがサポートで不安な部分もあったんだけど、今回はフルメンバーで挑めたから、思いっきり行けてよかったね。

-既に日本は4度目になるかと思いますが、いつも行く決まった場所とかお気に入りの場所はできましたか?

T:日本はどこも好きだね。大阪も、東京もすごく好きだよ。初めてツアーで来た時には、都会だけじゃなくて田舎の方にも行ったんだけど、アメリカとは全然違ってすごく興奮したんだ。世界中でもこんな国は他にないよ。

-今回、一緒にツアーを回っているUNEARTHとはレーベルメイトでもありますが、彼らのパフォーマンスについて、率直な感想を教えて下さい。

T:素晴らしいバンドだよ!2004年に一度一緒にツアーを回ったことがあったんだけど、その頃はまだまだ駆け出しだったんだ。それからずっと同じレーベルだったから会ったりする事はあったんだけど、こうして一緒に回るのはそれ以来だから、2004年と比べて成長した姿を見せられることが楽しみなんだ。それにしても、Derekのドラムのスキルが物凄くて驚くね。

B:UNEARTHは演奏が高いレベルで安定していて、尊敬してるよ。

-日本ツアーでのオープニング・アクトを務めているEACH OF THE DAYSのライヴはご覧になりましたか?

T:昨日初めて見たんだけど、もの凄いクールだったね。

B:凄い良かったよ!女性ドラマーのあのバンドだろ!?

T:そう、あのバンドだよ!

B:あんな女性ドラマー見たことないよ。

T:今まで見た中で、一番凄い女性ドラマーだったな。Derekも興味を持ってたよ。バンドとしても凄くエネルギーに溢れていたね。ジャンプしたり、メンバー皆の動きも良かったね。

-Brian Eschbach(Gt)にとって、影響を受けたギタリスト、作曲家・プロデューサーはいますか?ギターのプレイ面に限らず、作曲や編曲に於いて、色々な要素を吸収して自分のものにしている印象があります。

B:多すぎて名前を挙げるのも難しいな。まずは・・・。(沈黙)


B:プロデューサーでもギタリストでも作曲家でもいいんだよね?普段、色んなジャンルの曲を聴くようにしていて、ブルースだったりロックだったりを聴いてるんだけど、その時にまた違った捉え方や見方で聴いてるんだ。そして、かなり広いジャンルからインスピレーションを得ているんだ。そんな中でも、敢えて挙げるなら、Jason Skuffかな。物凄く才能があってまるでサイコパスみたいな凄いリフを作り上げるんだ。

-THE BLACK DAHLIA MURDERの歌詞は、詩的な表現が多く、やや難解な印象がありますが、この歌詞はどういったところからインスピレーションを得て書いているのですか?

T:学生時代に学校で詩を書いたりすることがあって、そのこと自体、自分にとってとても自然な作業のように感じて、その時から言葉の魅力にハマっていたんだ。歌詞を書くのが凄く好きなんだよ。書くにあたっては、基本的にデスメタルのスピリットを大事にしようと思っているんだ。自分自身、90年代の初期にデスメタルのムーブメントが来た時には、新しいアイディアに溢れていてそれらに触れる事が楽しかったんだけど、それと同じように自分達を通してデスメタルに触れる人たちを楽しませたいんだ。だから、デスメタルさを忘れないように、ホラー映画とか小説とか、悪魔とかそういったものを念頭に置いているんだ。俺は人の暗い部分が好きだから、それらも歌詞に取り入れようとしているね。14歳の時から、デスメタルの歌詞を書くことが目標で、"全員殺してしまえ!"的な歌詞を書きたかったんだけど、歌詞はバンドにとっても凄く重要で、曲の盛り上がりにちゃんと歌詞がフィットしていないとダメだよね。歌詞を書くこと自体、いつも楽しんでやっているけど、常にチャレンジだし、大変でもあるんだ。常にアイディアを取り入れていかないといけないから、シェークスピアを学んだりとかもしてるね。言葉が好きだから、一対一で人と話していても、そこから言葉を拾ってしまって歌詞につなげていったりしてしまうんだ。