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INTERVIEW

ONE MORNING LEFT

2013.04.17UPDATE

2013年04月号掲載

ONE MORNING LEFT

Member:Tuomas Teittine (Ba)

Interviewer:ムラオカ

-バンド名"ONE MORNING LEFT"の由来を教えてください。

文字通りの意味で、それ以上の意味はないよ。メンバー全員兵役についていたから、この名前を聞いて退役の日を連想する人が多いかもしれないね。オレたちはそういう意味でつけたわけじゃないけど、フィンランドのファンの多くはそう思うかもしれないな。

-今のメンバー5人はどうやって集まったのでしょうか?

ヴォーカルのMiksuは2008年からのオリジナル・メンバーで、ドラム/クリーン・ヴォーカルのTomppaはそれから少ししてから加入したんだ。キーボードのVelskiはその後に加入。それから、何度かメンバー・チェンジをした後、2010年初頭にギターのAriが加入して、Ari加入の数週後にベースのオレが加入したんだ。AriとVelskiのバンド加入のきっかけは、バンドがメンバーを募集したりする加入希望の個人が応募するサイトだよ。オレはAriの紹介でバンドに加入したんだけどね。でも、2010年のいくつかのライヴ後にAriは脱退してしまったんだよね。それ以降はメンバーは同じだよ。

-Spinefarm Recordsというと生粋のメタル・バンドが多く所属しています。そのなかであなたがたは異色の存在だと思いますが自分たちではいかが思いますか?

Spinefarmに所属してるバンドはみんな尊敬すべきホンモノのバンドばかりだよね!その中でオレたちはやっぱり異色かな?オレたちの曲作りには何もルールがないんだ。それはオレたちがコレっていうジャンルに当てはまらないように、何者か分からない異様なヤツらって思われる理由かもね。

-また前作『Bree-Teenz』にてSpinefarmと契約に至った経緯を教えてください。

レーベルが決まる前に前作『Bree-Teenz』のレコーディングは終えていたんだ。アルバム制作は自分たちのペースでやりたかったってのもあるしね。アルバムが完成してから、このアルバムをリリースしてくれるレーベルを探し始めたんだ。いくつかのレーベルが候補にあったけど、Spinefarmを選んだんだよ。フィンランドじゃやっぱりSpinefarmが1番だって思ったからさ!

-フィンランド産のオーセンティックなメタルより、IWABOやATTACK ATTACK!などのアメリカのメタルコア、スクリーモ・バンドの影響が強いと感じますが、実際のところいかがでしょうか?

オレたちの曲にはフィンランドやスウェーデンのメタルの影響を受けている曲がもちろんあるけど、そうだなぁ......メンバーのほとんどがフィンランドのメタル・バンドよりアメリカのメタルコアのバンドが好きかもね。オレたちはありきたりのリフなんかじゃなくて、フィンランドのメタルに新風を吹き込みたいんだよ。多くのミュージシャンは"ジャンル"ってものにとらわれ過ぎなんだよ。そんなの捨てちゃえばいいんだ。もともとそんなのないんだからね。

-3rdアルバム『Our Sceneration』完成おめでとうございます。完成した今の気持ちを教えてください。

ありがとう!今作は初期の頃の作品からだいぶ、様変わりしたと思うよ。今まで以上にヘヴィで攻撃的で、それでいて感受性豊かになったと思うんだ。今作は今のメンバーが渾身の気持ちを込めて作り上げたものだよ。前のアルバムの『Bree-Teenz』は初期のメンバーで作り上げた渾身の作品だよ。

-プロデューサー、エンジニア、スタジオなどレコーディングの詳細を教えていただけますか?

AnsaスタジオというところでJori Haukio (CIRCLE OF CONTEMPT, MORS PRINCIPIUM EST)を迎えて、だいたいの作業をしたよ。クリーン・ヴォーカルはプロデューサー、Jonas Olsson (DISCO ENSEMBLE, DEEP INSIGHT) 所有のスタジオでレコーディングしたんだ。でも、オレたちは基本的には全て自己プロデュースだよ。レコーディングのスケジュールはけっこうタイトだったな。ベースなんて11時間ぶっ続けの作業で録り終えたもん!

-『Our Sceneration』の"Sceneration"とはどういう意味なのでしょうか?辞書で調べたのですが出てこなかったのですが。

え、辞書になかった(笑)?実は、"scene"と"generation"の造語なんだよね。オレたちの世代(our generation)が現代の特定の場面(scene)にどのように夢中になるかってことだよ。