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INTERVIEW

BETWEEN THE BURIED AND ME

2012.10.17UPDATE

2012年10月号掲載

BETWEEN THE BURIED AND ME

Member:Paul Waggoner (Gt)

Interviewer:米沢 彰

-先ほどのトラックの長さもそうですが、今作は様々な面でこれまでで最も実験的なアルバムになっているように感じましたがご自身ではいかがでしょうか?

ああ、確かにそう思うよ。特に今回は、ミュージシャンとして持っているものを100パーセント出し切ろうという心意気でメンバー全員が挑戦したし、実際に達成できたと感じている。躊躇することなく、やりたいことを全てやりきった結果、クレイジーで実験的な作品になったと思うよ。

-02年の1stアルバムから10年が経ち、今作で7枚目のリリースとなりますが、これまでのキャリアの中で最高だったできごと、反対に最低だった出来事を教えて下さい。

最高だった出来事というか、このバンドにとって最も大きな転機となったのが間違いなく07年の『Colors』のリリースだね。俺たちはこの作品で全く新しいアイデンティティを獲得したんだ。この時を境に俺達は普通のメタルコア・バンドからプログレッシヴで実験的なバンドへと生まれ変わったんだ。最悪だったのは、やっぱりバンド結成当初の頃かなぁ。1stと2ndアルバムを作った時はまだまだ若かったし、バンドが何をしたいのかよく分かっていなかったと思う。もちろん、あの時代があったからこそ今があるわけだけど、もう初期の作品からの曲はライヴではやることはないだろうね。今の俺たちにはフィットしないだろうし。

-もはやあなた方は、プログレッシヴ・メタルのシーンを牽引する存在になっていますが、その自負はありますか?

んー、あんまりよくわからないっていうのが正直なとこかな。俺たちはただ自分たちのやるべきことをやっているだけだし、周りがそう言ってくれるならそれはそれで全然構わないけどね。メタル・バンド、ハードコア・バンド、プログレ・バンドなどなんと呼ばれようと、俺たちは自分たちの追求するサウンドを追い求め、リスナーを常に喜ばせたいだけなんだ。

-今作のリリースから約1ヶ月後という良いタイミングでの来日となりますが、来日に向けての意気込みを教えて下さい。

俺たちは日本が大好きだ。前回の来日の時はたくさんの素晴らしい経験をしたね。とにかくライヴに来てくれる人には楽しんで欲しいし、俺たちもライヴをとても楽しみにしているよ。

-ANIMALS AS LEADERSとの来日となりますが、過去にもツアーを一緒に回っていますね?彼らとはかなり交流があるのでしょうか?また、あなた方から見た、彼らのショーの見所を教えて下さい。

彼らとはもうかれこれ10年くらいの付き合いで、アメリカ・ツアーやヨーロッパ・ツアーなどたくさんのライヴを共にした良き友達だよ。彼らはインスト・バンドだけど、すごくテクニカルで、8弦ギターによるクレイジーなギター・ワークが見所だよ!すごくライヴがいいんだ。一緒に日本に行けることにとても興奮しているよ!