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INTERVIEW

GREEN DAY

2012.09.12UPDATE

2012年09月号掲載

GREEN DAY

Member:Billie Joe Armstrong (Vo/Gt) Mike Dirnt (Ba) Tré Cool (Dr)

-誰についての曲なのでしょうか?

B:「Rusty James」は映画「Rumble Fish(ランブル・フィッシュ)」の主人公で、彼は、今はもういない人だけれど、大事な約束をしてそれを破った人なんだ。僕たちは、長年に渡って自分たちの約束を果たしてきたバンドだっていう気がしているんだよ。
この地球上にはくだらない人間が一杯いて、そいつらが俺たちが長く続かないだろうとか、こんなに長く活動していられないだろうって思ってたんだ。だからといって、苦い思いをしているわけじゃないよ。でもこの曲は、そういうヤツらにちょっと突きつけてやろうっていうものなんだ。でも、それほど厳しくない感じでね。

-「Kill The DJ」はインパクトのあるタイトルですね、どういった内容の歌詞、曲なのでしょうか?

B:「Kill The DJ」には退廃的な雰囲気があって、暗くなってからニューヨーク市の公園を散歩してる、クラブに忘れたサングラス、クスリで1杯のポケット、旧約聖書の『創世記』に登場するスリルのある都市、ソドムとゴモラとか、そういう雰囲気がある曲なんだ。自伝的なんだけど、でも同時に、泥酔して、クスリでぶっとんで歩いてるみたいな感じ。頭の中に何か声が聞こえて来て、同時に刺激過剰でもあるんだ。だから、その両方なんだよ。自分で自分をぶっ飛ばしてるのに、同時に外の力によってもぶっ飛ばされてるのを感じるっていうことについてなんだ。文化戦争とかみたいにね。

M:俺たちは炎の奥深くに潜りすぎるのさ。

B:先日、俺のおじいさんの死に際について興味深い話を聞いたんだ。おじいさんは90歳ぐらいで、寝たきりだったのに、突然体を起こしたんだ。その後でまた横たわって、“もういい、俺はもう逝く”って感じだったんだよ。もう痛みに耐えるのに疲れていてね。でも彼は人生を全うしたんだ。それで、そこに寝ていて、手を組んで、上を見上げたらさ、彼の孫たちと子供たちが彼の顔を覗き込んでたんだよ。それで彼は目を見開いて、“お前らが大勢の禽獣に見える”って言ったんだ。それってなんて言うか……だから、「Kill The DJ」の歌詞って、死に際にある男が家族を見上げて、俺の家族は“いつ逝くんだろう”って見てるっていう……(笑)。