MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

EGG BRAIN

2012.04.16UPDATE

EGG BRAIN

Member:薬師 ジョーイ (Gt&Vo)

Interviewer:TETU★KID

-ご無沙汰しています!激ロックとしては久しぶりのインタビューになるので、まずはバンドの最近の活動を振り返ってもらって教えてもらえますか?

去年の初めは自分達のイベントをやったり、ツアーサポートをしたりとライヴに専念してました。そして11月に1年半ぶりの音源『7 DISHES YOU WANNA EAT』をリリースしました。1年半のライヴで培ったたくさんのものを詰め込めた今までのEGG BRAINの集大成的なアルバムになったと思ってます。その後はリリースツアーをしたりと充実した毎日を過ごしていました。

-昨年11月のリリースから半年以内での今作のリリースになりますね。今までのEGG BRAINから考えるとかなりのハイペースになると思うのですが、このタイミングでのリリースに踏み切った理由はなんだったのでしょうか?

1stから2ndを出したタイミングも半年のスパンだったんで、それほどハイペースだとは思ってないんですが、元々4月にアルバムを出そうと話していて、その前に5曲入りぐらいの音源を出したいねって話していて、その5曲入りの音源用に作った曲がたくさん良いものができたのでMini Albumになったという流れなんですよ。1年半もリリースを開けていたので、立て続けにアルバムを出して驚かせたかったし、勢力的に活動してる感じも出したかったんですよね。良い楽曲達を生み出せたし、全て予定通りです。

-なるほど。とりあえず4th full album 『PUSH』完成おめでとうございます!完成して今はリリースを待っている状態ですが、今の率直な心境を教えてもらえますか?

“スッゴイアルバムができたぞっ!”って心境です。今まで作ったアルバムの中で一番達成感があるし、完成してからずっと聴き続けてます。不思議と飽きない中毒性の高いアルバムだなと思います。

-印象は“大人”雰囲気が漂ったアルバムだと思いました。全体のリズムもミドル・テンポの曲が多く、落ち着いた印象もあるのですが、聴き進めて行くとソングライティングにさらに磨きがかかり、バンドとしてひとまわり成長したと思います。今作を作るうえでテーマなどあったのでしょうか?

前作の『7 DISHES YOU WANNA EAT』を作り終えた時に、“今までのEGG BRAIN”の集大成的なアルバムが出来た手応えがあって、じゃあ次は“新しいEGG BRAIN”を感じてもらえるアルバムを作ろうと思いました。確かに今までの作品よりは“大人”な雰囲気はあると思います、僕達も一秒一秒年を取るし、感じ方も変わるし、考え方も変わりますし。アルバムを作った時の3人の気持ちがちょうどそういうタイミングだったんだと思います。でも自分達としては今までの楽曲制作で、一番初期衝動を大切にしました。大人になって成長はしたけど、バンドマンとして一番大切な自然に湧き上がってくるもを大切に。そのお陰で今までのEGG BRAINにはあまりなかった、次の展開が読めないゾクゾク感、緊張感、危ない感じをスゴイ感じてもらえる作品に仕上っていると思います。

-以前から素晴らしかったメロディ・センスがさらに磨かれ“何度も聴きたくなる”、そんなアルバムだと思います。制作する上で、特に拘った点、苦労した点を教えてもらえますでしょうか?

全体としては“よりシンプルに”ということを心掛けました。それによってヴォーカルのメロディがより耳に入ってくるようになりました。メロディック・バンドというよりは、ロックバンド。メロディを最優先に考えてるという意味では“歌もの”の要素がスゴイ出てると思います。なので苦労した点は、メロディ作りですね。歌録りをしながら歌詞とメロディを変更した部分もたくさんあるし、“ベスト以上のもの”を常に考えながら作っていきました。

-PVを制作された「AWAKE」についてお伺いします。今のEGG BRAINを表現した曲だなと感じました。すこしエモっぽい、物悲しい雰囲気もありつつ、しっかりとEGG BRAINらしさもあり、素晴らしい曲に仕上がっていると思います。この曲はどうやって作られたのでしょうか?

これは7 DISHESのツアー中に出来た曲です。ミドル・テンポのロックナンバーで、まさに“新しいEGG BRAIN”をイメージして作った楽曲です。物悲しい雰囲気は、歌詞の影響もあると思います。大切な人を亡くした時の心情を書きました。重たいテーマにミドル・テンポの力強いビートが重なって、悲しいんだけど前を向いていこうというイメージと繋がって、『PUSH』を作る上で重要な曲になりました。

-この曲の歌詞なのですが、英語詞の中に日本語も少し混じっていますよね?その入れ方というか混ぜ方も絶妙で、本当にセンスが良いと思いました。例を挙げるとONE OK ROCKなどのように英語半分、日本語半分というスタイルをとるバンドもいて、流行でもあると思うのですが、今後日本語の歌詞が増えていく可能性はありますか?

可能性はあると思います。ずっと日本詞をやりたくてようやく“カッコイイ日本詞の楽曲”が今回完成したので、これからもカッコイイものができればやっていこうと思ってます。