－ソングライティングの手法に変化などはありましたか？変化があるとするならばどんなことですか？もしなければ、ソングライティングの大まかな手法ついて教えてください。

今までは歌詞から作ったり、メロディから作ったりすることが多かったんですが、今回はパソコンでドラム、ギターを打ち込んでそれにメロディを付けるやり方が一番多かったです。メロディを最初に作っていくと、“ただのグッド・メロディ・ソング”になることが多いので、今回はカッコイイバックを最初に作って、それにグッド・メロディ載せるという方法を取りました。

－ジャケットに関してですが、これはどんなイメージで作成されたんですか？

子供が草刈り機を押(PUSH)してたら可愛いなと思ったのがきっかけで、それに「AWAKE」の歌詞のイメージを重ねました。薄暗い日の出前の草原を子供が日の出を目指して草刈り機を押している。どんな状況からでも自分次第で人生は輝かせられるという意味を込めました。今回のアルバムのテーマをジャケットに込めました。

－日本のメロコアシーンは今飽和状態にあると感じています。どのバンドも素晴らしく、勢いが無くは無いのですが、シーンを牽引していくバンドが特に存在していないとも個人的には感じています。皆さんは今の日本のメロコア・シーンをどのように感じていますか？またもし不満があれば、もっとこうなれば良いのにという希望などがあれば教えてください。

僕のイメージでは、一時期よりバンドの数がグンと減ったように思います。飽和状態を経て今では“本物のバンド”しか残っていない気がします。ラウド・シーンがメインストリームになりつつある今のシーンで、どうやっていこうかというのは常に考えています。“メロディが良いバンド”の時代を作るために色々秘策を練っているところです。

－“50 PUSH!! ALL AROUND JAPAN TOUR2012”と題した全国47都道府県を回るツアーが4月後半からスタートしますね。意気込みを教えてください。またどんなツアーにしたいと思っていますか？

純粋にたくさんの人に自分達の音楽を届けたいという思いと、他のバンドがやってないことをしようという思いからこのツアーをやろうと決めたんですが、最近ライブのMCで“次のリリース・ツアーは47都道府県全部周ります！”と言うと、どの会場でもスゴイたくさんの拍手をもらえるんですよ。それを聞く度にお客さんもバンドにこういうのを求めていたのかなという気持ちになるんですよ。なのでスゴイ楽しみです。このツアーがみんなにどう伝わるのかスゴイ楽しみです。僕達は50会場ありままでステージに立つだけです。

－このインタビューを読んでいるリスナーにメッセージがあればお願いします。

さっきも少し言ったんですが、他のバンドがやってない自分達らしい音楽、活動をこれからもやっていこうと思ってます。それをカッコイイと思ってくれるならついてきてほしいです。それが今の音楽シーンを変える一番の力になると思っています。

－ありがとうございました。ツアーに是非遊びにいらかせてもらいたいと思います。