－アルバム全編良い意味で凄くアニソンっぽいですよね？メタルを普段聴かない一般層をも取り込む力を感じました。

F：アニソンってキャッチーで覚えやすくて分かりやすくてドラマティックですよね。そういう意味ではアニソンっぽいと言われるのは褒め言葉かなっという気はしますね。

H：音数とかですかね。あとはメロの持って行き方とか。

F：あとは私の声質もあるのかもしれないですね。

－アニメのタイアップが付いたりすると一気にビックヒットしそうですね？

H：そうですよね（笑）！

F：それはたくさんのファンの方にも言って頂いていて、“なんでアニメのタイアップ付いてないの！？”って言われたりします（笑）。アニメ、漫画、小説そういうのが好きなメンバーがバンドにいるので、もしそうなったら良いなとは思ってます。

－“お待ちしてます！”といった感じですか（笑）？

H：ぜひぜひ（笑）！

－曲が似ているということではなく女性ヴォーカル、男性ヴォーカルの違いはありますけど、GALNERYUSさんと向かっている方向性は近いのかなと思いました。ヴォーカルはキャッチーなメロディを歌い上げ、楽器隊がバックで超人的なプレイをしているという。

H：GALNERYUS程まではやれてないですが（笑）。自分もGALNERYUSのキーボードの方とバンドをやっていたりしたので、やっぱり通じてる部分はあるんですかね。

－1回共演されましたよね？

F：PURE ROCKとO-EASTで2回ですね。お陰様で仲良くさせて頂いている、と言っていいのかは分からないですが（笑）。

－最近、嬢メタルと言われる、女性ヴォーカル、あるいは全員女性のバンドが非常に注目を集めていますが、そのことについてどう思いますか？

F：私は女なので良いんですけど（笑）、他のメンバー的にはどうなのかなと思いますけどね。

H：まあ一応そういうバンド・シーンに括られることもありますね。
なんか似てますね嬢メタルと激ロックって（笑）。

－（笑）。漢字が一文字入るからですかね（笑）？

F：そういうバンドが今増えて、嬢メタル限定イベントみたいなものが盛り上がっているので、そういうバンドがもし今まで不遇な扱いを受けてたんだとしたら、今女性が注目を浴びてるっていうのは良いことだと思います。

H：ただし、これからは若い女性のお客さんが来るようじゃないとシーンとしてはすぐに盛り下がっちゃうかもしれないということはありますね。

F：嬢メタルっていう定義がそもそも女性がいるってだけで、嬢メタルとして括られているバンドの音楽性も結構バラバラですね。そういう意味では嬢メタルが好きでそういうイベントに行くと、今まで知らなかった音楽に触れられる良い機会なので、そういう意味では嬢メタルという括りはそんなに悪くないのかなと最近は思いますね。なんかうちみたいなバンドに興味がないハード・ロック、へヴィ・メタルしか好きじゃないけど、女性が歌っているからちょっとLIGHT BRINGER聴いてみようかなって人がいるならそれこそ良いことなので。まあこれから嬢メタルみたいな単語は他にも出てくるでしょうね（笑）。とはいえ一時のブームにせずに女性のバンドはもっと頑張って欲しいですね。

－海外にも“Female Metal Fes”とかありますよね。

F：それの日本語版でようやく“嬢メタル”っていう括りが出てきたってことなんですかね。

－そこで1つ区切ってみるの良いと思うんですけど、そこだけじゃなくて捉われない形でどんどん出て行って欲しいですね。

H：そうですね。もっとデカイところに行きたいですね。そこだけで終わるつもりはもちろん無いので。ただ普通の1ロック・バンドとして高いところに行きたいですね。

－今後のリリース後の予定を教えてください。

H：1月にイベントで仙台に行くんですけど、その後2月にワンマン・ツアーが決まっていて、2月11日名古屋、19日心斎橋、3月3日東京と3本決まっています。タップリやります、2時間は演奏します。普段が短いのでたまにはモリッとやって色んな人に聴いてもらいたいですね。

F：イベントだと持ち時間30分で5曲で定番曲しか出来ないんですよ。

H：そうなんですよ。“もっとこだわってる曲あるんだよ！”って伝えたいですね。

F：どうしても分かりやすい曲しかイベントだと出来ないんですよね。ワンマンではやりたい曲をやっても誰にも怒られないので楽しみですね。アルバムを出してすぐだからもちろんアルバムの曲も沢山やろうと思ってます。