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INTERVIEW

Silhouette from the skylit

2011.12.07UPDATE

2011年12月号掲載

Silhouette from the skylit

Member:Seishirou(Vo) Rockwell(Gt) Tetsurow(Ba) Kousuke(Dr)

Interviewer:MAY-E

-また、英語ではなく、「Skyline」「Rainfall」のように日本語で歌われている曲もありますね。日本語と英語、両方を取り入れている理由は?

S:日本人に何かを伝えたいと思ったら、日本語じゃないと駄目だという思いはあります。それに日本語で歌詞を書くのも好きなので。だけど、サウンドとしてみたときに、英語にしかないラウドな音楽との相性の良さがあって、それが洋楽のカッコ良さの一つの秘密だし、ズルイところだと思っているのでそれは盗ませてもらおうと(笑)。それに今後はもっと海外、特にアジアやヨーロッパの人達にも聴いて欲しいので、その辺りも意識して英詞を書いています。

-歌詞にはどのようなメッセージが込められているのでしょうか。

S:今作のテーマは、タイトルにもあるように絶望と希望です。僕が日頃から感じていることや、今とこれからを支える若い世代に伝えたいことは、すべて今の日本や時代に対する絶望から来ているということに気づいて、そんなタイトルをつけました。とにかく今の若年層は、ある側面において明らかな不遇を受けています。だからって泣き寝入りするわけには行かないじゃないですか。僕らは自分たちの不遇に意義を唱える権利があるし、むしろ僕らより下の世代に対してはそれが使命という見方もできる。どっかのスポーツ界を牛耳る既得権益の権化みたいなものに一番対抗できるのは、僕ら一人一人の声であり行動だと思うんです。そういうメッセージを今作には散りばめています。

-「Fake and Going to Fade」などはPVが作成されていますが、撮影時のエピソードなどがあれば教えてください。

K:このPVは今年の2月に撮ったんですよ。その頃はまだ福岡に住んでいたんですけど、撮影場所が横浜だったので、車で16時間くらいかけて行きました(笑)。ちゃんとしたPVの撮影って初めてだったので、撮影場所に着いた瞬間からはしゃいでました(笑)。楽屋もあるし、お菓子いっぱいあるしー! なんかペットボトルに「こうすけさん」って名前書いてあるしー! みたいな(笑)。撮影は15時間くらい?かかったんですけど、楽しかったですね。ただドラムって、どのカットでも映っちゃうんで他のメンバーのショットの時にも常に叩かなきゃいけなくて。一日中首降りまくったせいで次の日は首が動かなかったです……。撮り終えて、さあ帰ろうかって時に乗ってきた車が故障しちゃって、結局東京で一泊しまして(笑)。修理も応急処置程度だったので、帰りはいつ止まるかヒヤヒヤしながら帰ってきました(笑)。

-最近東京に活動拠点を移しましたが、地元福岡で活動するのと東京を拠点に活動することに違いは感じますか?

K:実は福岡で活動していた時からSeishirouだけは東京に住んでいたんですよ。だから練習は楽器隊だけでやって、ライヴの度にSeishirouは福岡に帰ってくる。曲作りもメールでやりとり、みたいな。そういった意味でいうと、東京に来て相当やり易くなりましたね。やっと普通のバンドと同じように活動できる、みたいな(笑)。東京のライヴ・ハウスにしろお客さんにしろ、初めて見る俺たちを予想以上に受け入れてくれています。これから楽しみですね。

T:また、東京より北へライヴに行ったことがないのですが、今後はより行きやすくなったと思います。新しい土地でライヴをやれる機会が増えたこともやはり嬉しいですね。

-最後に、全国のラウド・ロック・ファンに向けて、最後にメッセージをお願いします!

R:今までの僕らがこれからの僕らを提示した作品です。ラウド・ロック・ファンに限らず、色んな人に聴いてもらえると嬉しいです。

K:俺たちの曲にはスクリームも入っていないし、日本語も多いです。でもこれがSilhouette from the Skylitのロックです。今回の1stEPにはオレ達の人間性、感情が詰まっています。聞いて感じて下さい。そして全国で逢いましょう!!

T:よろしくお願いします!!

S:今作を聴いて、もやっとしたものが頭の中に芽生えたら、ライヴ会場へ文句を言いに来てください。必ずスカっとさせます(笑)。