INTERVIEW
PROTEST THE HERO
2011.03.04UPDATE
Member:Tim Millar(Gt)
Interviewer:MAY-E
-恋愛経験にまつわる曲もあるそうですね。常にツアー・バスやバンの中にいるイメージがあるので、どんな恋愛をしているのか気になるところではあるのですが、差し支えなければPTHの恋愛事情を教えて下さい。
多分、「Hair-Trigger」のことを言ってるんじゃないかと思うけど、Rodyは赤毛の女の子を、喫煙に対する己の愛憎になぞらえているんだ。その習慣の良くない兆しを、満足することができない関係っていうように表現しているんだと思う。それと「Tandem」では、彼はガンと闘っている叔母に対する気持ちを歌詞にしている。とてもエモーショナルでディープな歌詞だから、音の方もそんな感情に近づけるようトライしたよ。
-攻撃的なアルバムタイトルがつけられていますが、これは音楽シーンに向けてのあなた方からのメッセージとも取れるのですが。
俺らが腰をかけて書き始めると、それはアグレッシブなものになるんだと思う(笑)。スピードやテクニカル、カオティックな面ではそれほどではないと思うけど、怒りの部分がもっと激しくなっているんじゃないかな。今回のアルバムはもっとアップ・ダウンが激しいから、楽曲をスローでクリーンなパートに解体したり、再構築したりしたら、きっとよりへヴィに聴こえると思うよ。
-サウンドの激しさに反してアートワークはとても美しいですね。Arifのお祖父さんが絵を描かれたそうですが、この絵のテーマやコンセプトがあれば教えてもらえないでしょうか?
描いたのはArifの祖父(母親の父)だよ。この絵はみんなすごく気に入っているし、今も見るたびに新たな発見がある。個人的には絵画のことはよくわからないけど、このアートの一部分がPTHと繋がりを持てたことは嬉しいよ。俺はもっと知られていいはずのものに命を吹き込む若い世代、っていう感じに自分たちを見ているんだ。ジャケットがメタルのアルバムには思えないって批判があるけど、それが本当なら自分たちをプログレッシブ・バンドだと言わなくちゃならないね。
-結成から数えて10年が経ちましたが、節目のようなものは感じていますか?
振り返るとあっと言う間に感じるよ。でも16歳のころ気楽にあちこちでショーをしていたことを思い出すと、ちょっと懐かしく思うよ。俺らは共に成長し変化してきた。小さかったものがすごくクールなところへと成長し続けてこられたバンドだと思う。
-今後のPTHの活動予定を教えて下さい。
気に入った場所には全部行くよ。しかもラッキーなことに『Fortless』のツアーで訪れた所に戻れる。もちろん新たな場所にもね。
-インタビューありがとうございました。
こちらこそ、どうもありがとう!