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INTERVIEW

DEFTONES

2010.07.07UPDATE

DEFTONES

Member:Abe Cunningham(Dr)

Interviewer:ムラオカ Interpreter : 川崎 たみ子

-とてもナイーヴな問題ではあると思うのですが、Chi Chengの容態はいかがですか?日本のファンも非常に心配しておりますので問題なければ教えてください。

全く問題ないよ。これは、みんなに話しておかないといけないことだからね。Chiは今、本当に少しずつ、少しずつ、回復していってる感じだよ。彼は、普通の人と同じように、日中は起きていて、夜になったら寝る、という生活をしているよ。ただ、彼とはコミュニケーションがとれないし、彼は動作をほとんど見せないんだ。でも、ほんの少しずつではあるけど回復に向かっていっていると思うよ。彼は今、彼と同じようなケースの患者を何人も回復へと導いたドクター・チームに診てもらっていて、一緒に戦っているしね。彼の事故は脳に影響を及ぼしたから、闘病はすごく難しいし長い道のりかもしれないけど、俺たちメンバーは彼が一日でも早く俺たちの元にまた戻ってきてくれることを心の底から祈っているんだ。

-『A Song For Chi』という曲をChiの復活を願うミュージシャンが集まって曲を作ったみたいですね?その曲について詳しく教えていただけますか?

ああ、そうみたいだね。俺が聞いたのは、確か大人数のミュージシャンがこの曲のレコーディングに参加したとのことだけで、ごめん、それ以上は詳しく聞いてないから知らないんだ。

-『Eros』は今後リリースされることはあるのでしょうか?

あると思うよ。俺たちは、Chiが回復してバンドに戻ってきてから、このアルバム制作を再開させようと思っているんだ。『Eros』は、彼が事故に遭うまでに関わってきた作品の中で一番新しいアルバムだから、彼抜きではアルバム制作をしようとは思わないんだよ。これができあがったら、今までの中で最も特別なアルバムになるんじゃないかな。

-Chiに変わって元QUICKSANDのSergio Vegaがベースを弾いているようですが、彼は正式メンバーでしょうか?また彼とのレコーディングはスムーズにいきましたか?

最初に言っておきたいのは、DEFTONESには現在ベーシストが2人いるっていうことさ。Sergioが正式メンバーなのかそうではないのかどちらなのかと聞かれたら後者になるけど、彼とは昔から仲が良い友達だから、正式とか正式ではないとかそんな表面上のことは俺たちには関係ないんだ。今回、俺たちがベーシストを一時的に失って困っているのを見かねた彼は、Chiの代わりにバンドの一員としてレコーディングに参加してくれた、ただそれだけのことさ。10年くらい前にChiが諸事情でツアーを少しの間抜けるということがあったんだけど、この時もSergioにサポートを頼んだら彼は快く引き受けてくれた。俺たちは彼をとても頼りにしているし、感謝しているんだ。もちろん、相互の信頼関係も高い。だから、彼とのレコーディングはもちろんスムーズにいったよ。

-話は変わりますが、Chino Morenoは大分スリムになりましたが、ダイエットをしていたのですか?日本のファンにはスリムになったことは好評ですよ。

ハハハ(笑)。そうだね、彼は食生活に気をつけるようになったし、何よりも運動をすごく頑張っているよ。彼は今まで様々なことがうまくいかなくて辛い時期があったみたいだけど、今は痩せたことによって健康を取り戻せたし、彼を見ていたらハッピーなのが伝わってくるから俺もすごく嬉しいんだ。

-あなた方が影響を受けたミュージシャンを教えてください。

たくさんいるよ。バンドのメンバーはみんなそれぞれ異なったジャンルの音楽を聞くんだけど、俺が個人的に一番好きなミュージシャンは…Stevie Wonderだね。彼は本当に素晴らしいアーティストだと思うよ。昔から大好きなんだ。

-2006年のSUMMER SONICで来日して以来、来日していませんが、今作リリース後に日本に来る計画はないのでしょうか?

もちろんあるよ!日本は俺たち全員の大好きな国の1つなんだ。日本は今までに3回訪れたことがあるけど、行けば行くほどますます好きになるよ。俺たちは今ヨーロッパにいて、そのあとはアメリカに戻って少しの間そこにいようかと思っているんだけど、でも今年中になんとかして日本に行きたいと思っているよ。日本はとても美しい国で、本当に大好きなんだ!

-最後に日本のファンにメッセージをお願いいたします。

いつも俺たちの音楽を聴いてくれてありがとう。そして、日本にはあまり行けていないにも関わらずDEFTONESを応援してくれてありがとう。俺たちは、日本のファンのみんなに少しでも早く会いたいと思っているよ。だからもう少しだけ辛抱して待っていてね!


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