－プロデューサーにはJason Suecofを迎えていますが、彼をプロデューサーを決めた理由を教えてください。

俺たちはずっとJasonがプロデュースするサウンドが大好きなんだ。特にTHE BLACK DAHLIA MURDERの『Nocturnal』と『Deflorate』、それからBURY YOUR DEADの『Bury　Your Dead』なんか素晴らしい。彼のスタイルは俺たちみたいなサウンドに最適なんだと思う。彼は俺たちのアルバムを凄くヘヴィでブルータルで、且つクリアなサウンドに仕上げてくれたよ。

－歌詞は非常にメッセージ性に富んだものになっているようですね。メッセージ性を重視していくと、もっとクリアに歌って万人に歌っている内容が伝わって欲しいという欲求が湧いてくることはありませんか？

Philは、このアルバムでは前作よりもヴォーカルがクリアになったと思うよ。だから歌詞も大分伝わりやすくなっているはずだ。でも普通に歌った方がいいとは思わないなぁ。俺たちのスタイルには合わないでしょ(笑)

－9.11に関する陰謀を歌った曲もあるとのことですが、どのような内容の歌詞か詳しく教えていただけますか？

いや、9.11に関する曲はないよ。俺たちは政治的なバンドってわけじゃないんだ。

－最も注目して聴いて欲しいという点を教えてください。

ヴォーカルだね。それから作曲全般かな。この2つでWHITECHAPELの成長、Philのヴォーカルとしてどれだけ成長したか、バンドがミュージシャンとしてどれだけ成長したかが良く分かってもらえると思うんだ。

－DEFTONESのChino（Vo）、THE ACACIA STRAINのVincent Bennett（Vo）がゲスト参加していますが、特にChinoの参加には驚きました。どのような経緯で二人のゲスト参加が決まったのですか？

Vincentは随分前から俺たちと友だちで、だから普通に誘ってお願いした感じだったんだ。それからChinoはウチのマネージャーの古い友だちだったからマネージャーがセットアップしてくれたんだよ。Chinoが彼自身の領域を飛び出して更にヘヴィな音楽の世界で才能を発揮してくれたのは素晴らしいことだと思うよ。

－DEFTONESの新作『Diamond Eyes』は聴きましたか？聴いていましたら感想を教えてください。

聴いたよ。素晴らしい作品だよね。2010年最高のCDのひとつに入ってるよ。彼らの以前の『White Pony』とか『Around The Fur』のスタイルに戻ってるのが凄くいいね。

－METAL BLADE RECORDSというと世界でも有数のメタル・バンドを抱えているレーベルですが、レーベル内で仲が良いバンドやリスペクトしているバンドがいましたら教えてください。

レーベル内には、たくさん友だちが居るし、と同時に彼らをリスペクトしてるよ。JOB FOR A COWBOY、THE BLACK DAHLIA MURDER、UNEARTH、THE RED CHORDとかと仲がいいね。

－日本ではデスコア・シーンというのはまだまだ始まったばかりで、SUICIDE SILENCE、JOB FOR A COWBOYなど位しか、まだまだ認知されていないのが現状です。アメリカやUKでは今現在どのような状況でしょうか？

凄くイイ状況だね。物凄くたくさんのファンがショーに毎回来てくれて俺たちをサポートしてくれているんだ。このジャンルは今やイギリスの主流な音楽の一部として受け入れられるようになってきていて、それが俺たちとかSUICIDE SILENCEとかJFACとかの成功に繋がっているんだ。

－最後に日本のエクストリーム・ミュージック・ファンにメッセージをお願いいたします。

サポートしてくれてありがとう！早くキミたちのために日本の会場を破壊しにいきたいよ！