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INTERVIEW

CLOSURE IN MOSCOW

2009.08.06UPDATE

CLOSURE IN MOSCOW

Member:Manny (Gt & Vo)

Interviewer:MAY-E

-『First Temple』を聞かせて頂きましたが、デビューEPを上回る素晴らしい作品ですね。リリースからしばらく経ちましたが、現在のバンドの近況を教えて下さい。

君がアルバムを気に入ってくれて良かったよ。7月に入ってからはMAYLENE AND THE SONS OF DISASTER、EMERY、KIROS等と一緒にUSツアーに入っていて、9月の頭までこのツアーは続くんだ。アルバムをリリースしたばかりだからライブをガンガンこなしていかないとね。

-前回のインタビューでも、アメリカ進出を視野に入れていると話してくれましたが、その後、Equal Vision Recordsという大きなレーベルと契約を結びましたね。あなた方のサウンドを売り出すのに最高のレーベルだと思いますが、Equal Vision Recordsと契約に至った経緯は?

色々と複雑で厄介なことがあったけれど、昨年リリースしたEPがオーストラリアで好評価を得たのと、セールス的にもかなり良い数字を残せたことで、Equal Visionのスタッフが俺たちに興味を示してくれたのが契約したきっかけかな。今のところ、レーベルには何の文句もないね。素晴らしいレーベルだと思う。

-Alternative PressやAbsolutepunk.netなどアメリカのメディアからも絶賛されておりますが、オーストラリアのみならずアメリカでも大きくファンベースを拡大しているでしょう。アメリカのファンからの反応はどんなものがありますか?

そうだなぁ、今のところ2パターンに分けることが出来ると思う。大多数は好意的な反応で、ライブでもシンガロングしてくれて、俺たちの音楽を楽しんでくれているのがストレートに伝わってくるもの。もう一つは・・・ライヴ中は様子見って感じで腕組みしながら見ているんだけど、終了後に興奮して話しかけてきてくれたりとかね。俺たちが一体どんなバンドなのかを見極めようとしているキッズもまだまだたくさんいるんだろうな。ただ、ほとんどの人は良い評価をしてくれていると思う。

-本作『First Temple』は、前作以上に様々なサウンドをブレンドしていますが、具体的にどのようなサウンドを目指していたのでしょうか?

メンバーそれぞれ聴いている音楽がバラバラなバンドだから、今回のアルバムに収録した曲それぞれに、色々な音楽の要素がブレンドされているのは至極当然なことなんだ。だから「どのようなサウンドを目指した」というよりも、自然とああいう内容のアルバムに仕上がったっていうのが本当のところだね。

-本作で新たに挑戦したことを教えて下さい。

実はレコーディングの作業自体では、新たにチャレンジしたことは特にないんだ。いつも通りの作業だったよ。新たな挑戦と言えば、「時間との戦い」に初めて接したことかな。何しろ、決められた時間内に全てを終了させなきゃならなかったからさ。EPをレコーディングをした時は曲数も少なかったし、レコーディング後のスケジュールだって、そんなにカツカツじゃなかったからね。それに対して、今回はレコーディング後のツアーの予定もどんどん決まってたから、決められた時間内に妥協することなくレコーディングを完了させることに全神経を集中させたと言っても過言じゃないと思う。こういう時に限って機材トラブルが発生したけど(苦笑)、なんとか時間内に終了させることが出来て、正直ホッとしたよ。

-『First Temple』というタイトルの意味は?またテーマやコンセプトがあれば教えて下さい。

俺たちは「アート」には曖昧さを持たせたいと考えているんだ。メンバーそれぞれアルバム・タイトルから違う意味を見出していると思うよ。つまり少なくとも5つの「意味」が存在しているはずなんだ。だから、君自身がアルバム・タイトルに意味を見出せばいいと思う。君が感じたり、思ったりしたことが、きっとこのアルバム・タイトルが持つ「意味」なんだ。

-アートワークの蛾は何を表しているのですか?

蛾は魂を死後の世界へと導くものだと信じている文化が、世界中にはいくつかあるみたいでね。言い伝えによれば、死後の世界へと旅立つ魂に、この世の真実を最後に伝える役目も蛾が担っているんだって。ここから先は、さっきの回答同様に曖昧さを残しておくよ(笑)