DISC REVIEW
-
アメリカの名門Equal Vision Recordsと契約を果たしたオーストラリアの期待の星CIMが再びKris Crummettをプロデューサーに迎えて制作されたデビュー・アルバムがいよいよ日本に到着。躍動感溢れるプログレッシヴ・ロックだが、THE MARS VOLTAにも全く引けを取らないほどリズミックで、ファンキーで、独創的なサウンドだ。デビューEPでも垣間見ることが出来たサイケデリックなイメージは強まり、音楽的にもより様々なエッセンスがブレンドされているなど刺激的且つ情熱的なアルバムである。さらにプログレッシヴなアプローチを取るアメリカのポスト・ハードコア・バンドの誰よりも美しい。CHIODOSを初めて聴いた時と同じような感動を覚えた。世界へ向けての第一歩が、これほど感動的なものになろうとは… MAY-E