MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

COCOBAT

2009.04.20UPDATE

COCOBAT

Member:TAKE-SHIT(Ba)

Interviewer:ムラオカ

-前作リリース以降、EXODUS、ANTHRAX、そして韓国にてMEGADETHと、スラッシュ・メタルの大御所たちと立て続けにツアーを行いましたが、彼らとのツアーはいかがでしたか?

昔から好きで影響を受けてきたバンドだったのでなんだかもう、先生たちの演奏をみるというような感覚でしたね。

-2005年にドラマーのRYO氏が脱退し、2007年に復帰しましたが、この脱退~復帰にはいったい何があったのでしょうか?

RYO本人の個人的な理由でその2年間はバンドに在籍していない、ということになっているのですが、ライヴや曲作りには参加してもらっていたんですよ。

-前作から今作リリースまで5年かかりましたね。
今までのあなた方にアルバム・リリースの間隔は1年かせいぜい2年そこそこでしたが今回ここまでリリースの間隔が離れてしまったのはなぜでしょうか?

前作を出して2年後に実はミニ・アルバムをリリースしたのですが、そのミニ・アルバムをリリースした直後くらいにドラマーのRYOが脱退したんです。で、ミニ・アルバムをリリースしてからの一年間はずっと曲作りをしていたんです。その間はRYOとは違うドラマーに叩いてもらっていたんですが。それからRYOが戻って来て、また新たに曲を組み立て直してという作業に入ったんです。去年の頭にはレコーディングに入る準備を整えて、実際に作品自体は昨年9月には完成していました。さらにそこからアルバムのジャケットにはこだわりたかったのでリリースが今、というタイミングになりました。

-そして7thアルバム『Searching For Change』のリリースとなりましたが、完成した今の気持ちを教えてください。

さっきも話したとおりレコーディング自体は昨年9月にとり終えていたものでしたが、今思い出しても演奏は本当に良いと思えるものがとれていると思います。

-アルバム・タイトルは<変化を捜し求める>という意味ですよね?
非常に意味深なタイトルですが、このタイトルに込められた意味を教えてもらえますか?

僕たちのアルバム・タイトルはすべてアルバム・ジャケットを手掛けているパスヘッドに付けてもらっているんです。そのやり方も決まっていて、彼にアルバム収録曲の曲名と歌詞をすべて渡してそこからイメージ膨らませてジャケットの絵を完成させてもらうんです。そしてそのままアルバムのタイトルも彼に決めてもらうんですよ。なので今作も彼にタイトルを決めてもらいました。

-数え切れないほど質問されてきていると思うのですが、COCOBATサウンド=あなたのチョッパーのスラップ・ベースといっても過言ではないほど強く印象的なポイントですね?やはり作曲の際にはスラップ・ベースを生かせるサウンド作りを強く意識するのでしょうか?

基本的に外国でレコーディングし始めた4thアルバムからはミックスもすべて海外のプロに任せてその人の感性に委ねてきてるんですね。そして曲作りもメンバー4人全員で作り上げるので、僕はCOCOBATの4人のメンバーの中のひとりとして曲作りには携わっています。そういう意識ですね。曲作りは4人でやるというスタイルは崩してないですね。

-あなたがたのサウンドはスラッシュ・メタルにもヘヴィロックにもハードコアにもくくることのできない独特のサウンドですね?あえて言えばメタルでしょうか?自分たちのサウンドを言葉で表現するとなんでしょうか?

一言で表現するならばメタリックかな。前はスラップ・メタルと自分で表現していたんですけどね。ハードコアではないと思うし。スラップだけの曲もあるけどあんまりやらないので。やっぱりメタリックですかね。

-あなたが考えるCOCOBATがCOCOBAT足るべき譲れないポイントを教えてください。

過去のアルバムでは何曲かダウン・チューニングの曲もあるんですが、1th~4th、そして今作はすべてノーマル・チューニングで作っているんですね。現在、ヘヴィロックといわれるジャンルのバンドでノーマル・チューニングで演奏しているバンドは無いと思うんですよ。ハードコアとかメロコアとかそういったジャンルのバンドなら全然ノーマル・チューニングだと思うんですが。なのでメタルの括りの中でノーマル・チューニングのバンドっていうのは非常に珍しいと思うんですね。チューニングはダウンにしてなくてもベーシストが5弦ベースを使っていたりするバンドはいますが、COCOBATはベースも4弦ですし、しかも弦のゲージもノーマルなんですよ。そんなバンドは他にはいないんじゃないかなと思います。たまたまMETALLICAの最新作はすべてノーマル・チューニングだったんで驚きましたけどね。

-ファースト・アルバムのリリースから18年経ちましたね?世界にはIRON MAIDENやJUDAS PREASTはじめ20年以上やっているバンドはいますが、ほんの一握りだと思います。ここまで1つのバンドを続けてこれた理由は何でしょうか?

個人的な意見を言えば、音楽しかやりたいことが無いので続けてるということですね。でも僕たち以外にもUNITEDやOUTRAGEとかまだまだ先輩のバンドは沢山いるし、長い間やってきたぞ!という感覚はまったく無いですね。