INTERVIEW
THE KBC
2009.01.31UPDATE
Member:Jimmy(Gr/Vo/Keys) / Michael(Dr) / Rico(Bs)
Interviewer:吉野将志
初めまして、フリーマガジンの発行・ポータルサイト(https://gekirock.com)の運営をしております激ロックと申します。本日はインタビュー、宜しくお願い致します。
-今回のジャパンツアーでは、THE MUSICとともに名古屋や大阪をまわってきたと思うのですが、如何でしたでしょうか?
Jimmy(以下J):僕たちはFABTONEというレーベルに所属しているんだけど、レーベル側とTHE MUSICみたいなダンス・ロックバンドと一緒にツアーできないかな?と話をしていたところにちょうどこのような話を持ってきてくれたので、とっても感謝しているよ。
THE MUSICというバンドは自分の中でも好きなバンドの一つですし、そういったバンドと名古屋、大阪、東京と大きな場所でライブができたことがとてもうれしいんだ。
-本国ではTHE MUSICと親交はあるのでしょうか?
Rico(以下R):うん、あるんだ!!今回もそうなんだけど、とっても仲良くしてもらっているんだよ。もうすでに彼らのUKツアーに一緒に来なよと誘われているぐらいなんだ.
J:そうそう、それでね、彼らのライブはいつでも見てきてくれよって話になっていて、次の日本ツアーっていう話もあるぐらいなんだよ!!
-本当ですか?(興奮気味)
一同:爆笑
-THE MUSICのファーストアルバム「THE MUSIC」を最初に聞いた時はどのように感じましたか?
J:実は初めてTHE MUSICを見たのが17,18歳で、まだ僕らが大学に行っていた頃なんだ。まだファーストアルバムが出てない頃なんだけど、誰も知らなかった状態でそのイベントを見に行って、そのライブがとっても素晴らしかったんだ!!
すごいバンドがいるなーと思っていたら、ファーストアルバムが世の中に出てきたんだよ。彼らは本当にダンス・ロックのパイオニアだと思うし、ファーストアルバムもとてもいい曲なかりだったので、間違いなく自分たちも影響を受けていると思うんだ。
-そのライブを見た時にはもうすでにバンドは結成されていたのですか?
J:バンド結成よりは前だったんだけども、その頃から一緒に遊んでいたんだ。ライブによく一緒に行ったりとか、Mic(Michaelのニックネーム)の家でジャム・セッションをやったりとかしていたんだ。それからしばらく経ってから一緒に曲を作り始めていくようになったんだ。
-今回が2度目の来日となりますが、日本はいかがですか?
R:自分の住んでいるところを比べると訳わかないぐらい大きな建物はあるし、本当に人も多いけど、日本は好きだよ。一回目というのは結構慌しくて、どこかに出かけたりっていうことがあまりできなかったんだけど、今回は長めにいるのでいろいろ見ることができたのでもっと好きになったよ。
Michael(以下:M)本当にみんなフレンドリーだからいいよね!!
J:あと日本の食事がいいよね!!イギリスのご飯はあんまり・・・(笑)
-どこに行かれたんすか?
R:富士山が一番印象的だったかな・・・。前回行ったカラオケバーはとってもよかったんだけど、今回も行こうかなーって考えているんだ(笑) 自由な時間が細かく作れたのでライブ会場やホテルの周辺のお店を見ることができて、楽しかったよ!!
-バンド名のKBCとはKiller Beans Of Calabar(カラバール地方に伝わる死の豆)の略だと伺っておりますが、どのような経緯でこのバンド名になったのでしょうか?
R:Micが一番最初に見つけてきたんだ。Micの従兄弟がサイエンスマガジンをよく読む人で、実は初めてのEPのアートワークを手掛けてくれたんだけど、その人がサイエンスマガジンの中で見つけてきたんだ。
J:これがね、結構面白い話なんだよ。西アフリカにあるカラバール地方に伝わるお話で、犯罪者がその豆を食べると死んでしまい、嘘をついても死んでしまうんだ。真実を今に出していこうっていう意味を込めているんだ。
実はね、その雑誌自体はその従兄弟が買ったものじゃなくて、従兄弟が電車の中で拾ってきたものなんだ(笑)そんな偶然もあったんだよ。
-新作『The Trick』を聴かせていただきました。THE KBCの第二章開幕にふさわしいアルバムで、とても気に入っております。あなた方は今作に満足していますか?
R:とても満足しているよ。よく言われることに、「ファーストアルバムのセカンドアルバムは難しい」ってのがあるけど、自分たちは自分の進化したところをこのアルバムに出せたと思うし、すごくクオリティーの高いものを作れたと思っているよ。
J:そのアルバムの中でダンシな曲はもちろんだけど、ちょっとメロウな感じの曲やアコースティックな曲も書くことができたので、そのアルバム一枚の出来としてはファーストを越えたかなと思っているよ。