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INTERVIEW

ILLSCARLETT

2009.01.08UPDATE

ILLSCARLETT

Member:Will Marr (Gt.) / Jonny Dee (Ba.)

Interviewer:KAORU

-昨日はライヴお疲れさまでした!初めての日本でのライヴはいかがでしたか?

Jonny Dee(以下:J):素晴らしかったよ!昨日は東京2日目のライヴだったんだけど、本当に今までで一番良かったんじゃないかって思うくらいの最高のライヴができたと思うよ。こんなに遠い国でこうやって受け入れられるのは本当に嬉しいし、東京を離れてしまうのは本当に寂しいな。

-Willはどうでした?

Will Marr(以下:W):そうだな、これだけ離れた国に来てあれだけ多くの人の前で(昨日はライヴ会場は新木場スタジオコースト)ライヴをできるというのはそれだけで素晴らしいと思ったよ。俺たちは今までも結構な数のオープニングアクトを勤めてきたけど、例えばヨーロッパだとオープニングアクトの時はフロアに4~50人しかいなくて、メインアクトだけ観て帰るというオーディエンスがほとんどなんだ。でも日本では開場前にもかかわらず本当に沢山の人が並んでいてくれて、本当に感動したよ!

-日本に来ること自体も初めてなのでしょうか?また観光などには行きましたか?

W:日本に来たのは今回が初めてだよ。ツアー開始の2日前に日本に着いて渋谷を練り歩いてお酒を浴びるほど呑んだよ(笑)

J:びっくりしたのが渋谷のスクランブル交差点で信号が変わるたびに沢山の人が歩いて来たってことかな。本当にびっくりしたよ。

-ZEBRAHEADの来日公演のオープニングアクトに決まった経緯を教えてください。

W:経緯としてはお互いにSONY MUSICに所属しているということが一番の理由だけど、エージェントが僕たちのことを凄く気に入ってくれて良くしてくれていたんだ。前からSUMMER SONICに出たいという話をしていて、そういう兼ね合いもあって今回日本に呼んでもらえたんだ。ZEBRAHEADのオープニングアクトに相応しい凄いバンドがたくさんいると思うんだけど、今回僕たちが勤めることになって非常に光栄な気持ちだよ。

-ZEBRAHEADというバンドに対してどのような印象をお持ちですか?

W:一言で言うならとても優しいバンドだね。もちろんライヴも最高なんだけど、人間的にも非常に素晴らしいバンドなんだよ。

J:メンバーの一人一人が僕のところに直接挨拶に来てくれたりもしたんだ。ZEBRAHEADほど僕たちをやさしく迎えてくれたバンドは今までに居なかったし、本当に僕たちのフェイバリットバンドの1つに加わったよ!

-ILLSCARLETTを結成した経緯を教えてください。メンバーとはどのようにして知り合ったのですか?

J:もともと僕とAlexとSwavは幼馴染で高校まで一緒だったんだ。Willは地元は一緒だったんだけど、僕たちとは違う高校に行っていたんだ。

W:最初はずっとベースプレイヤーでJonny達とは違うバンドでプレイしていたんだ。で、なんどかILLSCARLETTと対バンすることがあって、ギターのポジションが空いていることを知ってギタープレイヤーに転身して加入することになったんだよ。

-それぞれの音楽的なルーツを教えてください。かなり幅広い背景をお持ちのようですが。まずはJonnyからお願いします。

J:僕は古い音楽が好きなんだ。ベタだなって思われるかもしれないけどBEACHBOYS、BEATLES、BUDDY HOLLYが大好きだね。あれほど最高な音楽が生まれた時代はないと思うし、あの時代の音楽が僕の音楽ルーツの原点だね。

-Willの方はどうですか?

W:母親がBEACHBOYSを大好きで、子供の頃にライヴに連れてってもらった思い出があるよ。これが俺が初めて観たライヴかな。それから80年代に入ってAEROSMITHなんかのハードロックを聴き始めて、90年代に入ってNOFX を聴いてPUNKに目覚めてNOFX辺りのバンドを聴き漁ってたよ。今はHIP-HOP、POPS何でも聴いてるよ。昔カナダにWARPEDツアーが来たときにみんなが絶対に観ないような小さな小屋でライヴをやってるインディーレーベル系のバンドのライヴを観ていたよ。

-アルバムについてお伺いします。レゲエとパンクがミックスされた音というと能天気なサウンドを想像してしまいますが、あなた達のサウンドは一貫してマイナーコードが多く、全体的にシリアスな趣ですよね。あなた達は最初からシリアスなサウンドコンセプト目指していたのでしょうか?それとも自然にそうなったのでしょうか?

W:一言で言うと、僕たちが大人になったからじゃないかな?2003~4年くらいは明るい曲も作っていたんだよ。マイナーコードが多くなってどこか暗い感じの曲が多くなったのは僕たちの成長の表れだと思ってくれていいよ。明るい曲が嫌いって言う訳じゃないんだ。ただ、なんて表現すれば良いのか、最適な表現が思い浮かばないけど明るい曲ってどことなくギャグっぽい感じに感じてしまうんだよね。お遊びみたいだったり、能天気な感じになってしまう、別にそれ自体を否定しているわけじゃないんだよ、でもそういう感じになるのが嫌なんだよ。そういう気持ちもあってこの4人が揃って曲を作るとマイナー調の曲が多くなるんだよ。でも次回のアルバムには明るい感じの曲も盛り込もうと考えているよ。