INTERVIEW
MUTEMATH
2008.08.18UPDATE
Member:Paul Meany(Vo&Key) Darren King(Dr) Greg Hill(Gt)
Interviewer:MAY-E
-先ほどのショウを拝見させて頂きました。
Paul(以下P):ありがとう!楽しんでくれた?
-ええ、もちろんです。日本では「異次元のライヴ・パフォーマンス集団」なんてキャッチ・コピーもついていますがご存知でしたか?
P:ワオ、ほんとに?
Greg(以下G):何の次元になるのかな。
P:二次元でも三次元でも、何次元でもいいよ!
Darren(以下D):じゃあ五次元でもいいかな(笑)
-(笑)ライヴで生演奏をするとアグレッシヴになる分、リズムが走ってしまうようなバンドも多いですが、あなた方のリズムはとても力強く安定していましたね。
D:ありがとう。でも僕は意外とショウの間に遅くなってしまったり、逆に速くなってしまったりすることもあるんだ。だけど経験を積んでいる分、だんだんと自分の腕も上がっていっている気はしているよ。僕がリズムを保つために努力していることといえば、ショウの間に興奮しすぎずに冷静でいることかな。あと、借りた楽器のときはとてもやり難い。だけど昨日の大阪のショウの時も機材が壊れてしまったときに、その機材を直している間ずっとオーディエンスが静かに待っていてくれたんだ。あれは本当に良かったよ。
-そうでしたか。日本のオーディエンスは曲と曲の間が静かになるんですが、驚きませんでしたか?
D:いや、全くそんなことはなかった。日本のオーディエンスはとても親切だと思ったよ。
-ですが、リズムのある曲のときには「もう少しオーディエンスが体を揺らして欲しいな」などとは思いませんでしたか?
P:うん、だけど日本のオーディエンスはお互いを傷つけることはないだろ?完璧だと思うから、日本のオーディエンスにはずっと変わらずにいてほしい!実はね、僕は飛行機が大の苦手なんだ。乗る前に薬を飲まなきゃ安心出来ないほど、飛行機ってやつが嫌いなんだよ!
一同:笑
P:だけど、日本のオーディエンスをこんなに好きになってしまったから、次は船に乗ってでも日本に来たいと思っている。それくらい、日本が大好きになったよ!
-(笑)ありがとうございます。日本のオーディエンスってとてもシャイだと思うんですが、
P:そうなの?でも、そういうシャイなのってすごく良いと思うなぁ! D:スイスでも以前、同じような経験をしたことがあったよ。それに比べると、日本はワイルドだと感じたよ。
-あなた方の素晴らしいプレイにつられるように、そのオーディエンスがどんどん沸いていくのが分かりました。そのくらいアグレッシヴなパフォーマンスでしたね。
P:バンドを組んだばかりのころはメンバーがまだ僕とDarrenだけだったのもあって、今みたいじゃなくもっとマイルドな感じだったんだ。だけど、そのうちにちょっと退屈にも感じてきたんだよね。だからギタリストを加えて、そのあとベーシストを加えたのさ。そうやって徐々に進化してきたんだよ。今のような、まるでステージに電気が走るようなパフォーマンスをするようになったのは4年くらい前からかな。今日のライヴは、そうやって進化してきた結果だと言えるね。
-では、今のMUTEMATHの形態になったのは4年前ということですか?
P:いや、今のメンバーが全員揃ったのは3年くらい前だよ。ツアーが増えてきたのもちょうどその頃だね。それからは僕らが持てるエネルギーの全てをステージに注ぐように努めているよ。