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INTERVIEW

ELLIOT MINOR

2008.05.16UPDATE

ELLIOT MINOR

Member:Alex Davies(Vo & Gu) / Ed Minton(Vo & Gu)

Interviewer:ムラオカ

-日本人は哀愁を帯びている悲しいマイナーコードのメロディを好むリスナーが多いと言われていますが、あなたがたが作り出すメロディはまさに日本人好みのものだと思います。 陽気なメジャーキーのメロディではなく憂いのあるマイナーコードのメロディが自然に浮かんでくるのでしょうか?

A:自然に湧いてくるんだ。自分達はマイナーコードの方が、エッジが曲に現れるし、明暗や陰影をつける事が出来る。そういった意味でマイナーコードをよく使うんだ。 でも、メジャーコードの楽曲もあるし、一つのアルバムの中にはメジャーコードを中心に構成された曲も無くてはダメだし。バランスが必要だよ。

-あなたがたのメロディには最新のPOP PUNKバンドらしい部分もありますが、時おり80~90年代のハードロックバンドに影響を受けているものもあるように感じたのですが、その頃のバンドでお気に入りのバンドはありますか?

E:THE USEDは大好きだったよ。(注:ハードロックバンドではないと思いますが...)

-また非常に強烈なフックがあるので一度聴いたら口ずさめる曲ですね? イギリスにはカラオケはあるのでしょうか?もしあるようでしたらキッズはこぞってあなたがたの曲を歌いたがるでしょうね?

E:バーに行くとジュークボックスに僕らの曲が入っている事があるね。 コンサートになると、ファンのみんなが歌詞を知っていて、歌ってくれるので凄く嬉しいよ。 A:自分がもし歌詞を忘れてもみんなが歌ってくれるので、楽かなぁ。(笑)

-AlexとEdはそれぞれ素晴らしい声質をしていますが、二人がハモるとお互いの声質の良さがさらに引き立ちますね?バンド結成当初から今のようなツインボーカルでやっていたのでしょうか?

A:よく言われるよ。2人のハーモニーが凄くいいって。 バンドを結成したときから2人で曲を書いたりしているし、2人の気が合ったというか。 やっているうちに、今のパターンが構築されたんだ。 僕が下、そしてエドが上を埋めていくというハーモニーが。

-1つ残念だったことはシングルでリリースされていた曲以外がすべてミドルテンポの曲だったことです。これはアルバムのバランスを考えてのことなのか、あるいはスピーディーでパンキッシュな曲に興味が薄れてしまったからなのでしょうか?

E:自分達的にはそんなにスピーディーな曲が無いなんて思わないよ。数えた中での4~5曲は自分達なりにスピーディーな曲があって、バランス的には良いと思っているよ。

-歌詞の内容はどのようなものが多いのですか? また実体験に基づく歌詞が多いのでしょうか、あるいは想像から物語のように考えて書いているのでしょうか?

A:実体験を基にした方が書きやすい。例えば、タイムアフタータイムはバンドを始めて、やっていこうと思ったとき色んなことがあった。そんなときの心境を基に書いたんだ。

-あなたがたはMCAの副社長兼A&RヘッドのGary Ashleyが立ち上げたインディーレーベル「Repossession Records」とサインしたとのことですが、あまり耳にしたことがないレーベルですがどうやってサインに至ったのですか? また「Repossession Records」にはどのようなアーティストがいるのでしょうか?

A:MCAの副社長兼A&RヘッドのGary Ashleyが新しいレーベルを立ち上げたという情報を友達のバンドから聞いて、コンタクト先を調べ連絡をとって、2曲E-メールで送ったんだ。あまり期待はしてなかったんだけど。次の日に連絡があって、会ってみたものの、直ぐには契約と言う事にはならなかった。 「いい感じなんだけど、もっとたくさん曲を書いて努力をした方がいい」と言われたんだ。 今から振り返ってみると、それがテストだったんだよね。

E:バンドとしてはいい感じなんだけど、ブレイクできるか?出来ないか?そこからどこまでハードワークが出来る人たちなのか?それを見極める為のギャリーなりのテストだったんだろうけどね。 A:ギャリーにそういわれて、僕らは「またか・・・」とがっかりしたんだけれど、もともと自分達はこの世界でやっていくつもりだったので、デモを送り続けてピッチングしたんだ。 E:そして2ヵ月後に契約する事になるわけだけど、契約の前にショーケースを開いてくれて、レコード会社をたくさんよんできてくれたんだけど、どこのレコード会社も手を上げてくれなくて。 その後、ギャリーがレコーディングをしよう!と言ってくれて、ロスまでよんでくれて、レコーディングがスタートしたんだ。その間にギャリーが自分達のレーベルから出そうという気持ちになったんだ。

-イギリスではその後メジャーのワーナーミュージックと契約に至りましたが、日本ではDREAMUSICからのリリースとなりましたね。ドリーミュージックと契約に至った経緯を教えてください。

E:詳しい経緯は聞いていないんだけど。僕らがロスでアルバムのミックスをしているときに、まだワーナーが入ってきていない時なんだけど、ギャリーから「日本のドリーミュージックというレコード会社から打診がきている」と言われたんだ。 それを聞いたとき、とても嬉しかったよ。まだ、メジャーとの契約もしていないのに、日本からリリースが出来るという事はとてもうれしかったよ。