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INTERVIEW

SET YOUR GOALS

2008.02.12UPDATE

2009年08月号掲載

SET YOUR GOALS

Member:Jordan Brown(Vo) / Matt Wilson(Vo)

Interviewer:吉野 将志

-ではファーストフルアルバムについて質問いたします。アルバムのタイトルを「革命や抵抗」を意味する「MUTINY!」にした背景を教えてください。

J:前のギタリストのデイヴが思いついたタイトルなんだけど、その当時はいろんなレーベルから声をかけられたり、いろんなツアーに誘われたりと、いいことばかり言っていたのに、結局何もしてくれなかったんだ。そういうことなら、自分たちのためには自分たちでやるしかないんだと思ったんだ。音楽業界に対しての怒りというか、そういう想いを込めてタイトルを「MUTINY!」にしたんだ。

M:アルバムの中でちょっとハードコアよりの曲でもそういうことを歌っているんだ。

-あなた方のサウンドは80~90年代のハードコアと現代のメロディック・パンクのバランスに徹底的にこだわりぬいたものになっていると思います。なぜこのバランスにこだわるのでしょうか?

J:そういってくれてありがとう。狙いというか意識したものだったからね。最初二人でバンドを始めようとしたときに、なんでいろんなサウンドを取り入れたバンドがいないんだろうと思ったんだ。だったら、ポップパンクもハードコアも好きだから、それらを一つの楽曲にできるバンドをつくろうと思ったんだ。

M:一緒に楽しめるような音楽にしたかったからなんだ。そうすると一緒にシンガロングもできるし、モッシュもできるし、別にヘイトブリードのようなリフをもってこなくてもテンポチェンジをもってくるだけでモッシュもできるんだよね。

-2006年発売のファーストフルアルバムから2年たった今、「MUTINY!」を振り返ると、もっとこうすればよかったなーとか、今ならこうするのになーという風に思うことはありますか?

M:もちろん、変えたいところはいっぱいあるよ。レコーディング自体も2週間ぐらいで大急ぎでやったからね。

J:でも、結局曲なんてどこが終わりだなんてないから、常に変わるものだし、変えるものだと思うんだ。アルバムの一曲目の「Work In Progress」は、アルバムを作っていく過程を歌った曲なんだ。いま考えると、プリプロダクションの時にもっとしっかりしたものを作っておけばよかったなーと思うけど、次回のアルバムではそのようにしていきたいと思っているよ。あ、もちろんアルバムの出来にはすごく満足しているし、自信もあるんだ。

-いま次回作という話がでてきましたが、セカンドフルアルバムのコンセプトや展望というのはもうあるのでしょうか?

J:次回のアルバムには特にコンセプトはないんだ。前回の「MUTINY!」のジャケットやPVなどで海賊みたいなことをやっていたから、海賊系のバンドだと思われているんだよね(笑)
そこは狙ったわけじゃなくて、生きた曲をそのまま込めたらあーなっただけなんだ。次回のアルバムの曲もちょっとずつできているんだけど、一生懸命作った曲を集めたアルバムになると思うよ。

-新曲は着々と作られているということなのですが、今日のライブでは新曲は演奏されるのでしょうか?

J:今日は演奏しないんだ。でもこれから録って、5月ぐらいにはレコーディングを始めたいと思っているんだ。夏にワールドツアーがあるからそこまでには何曲かできていればいいなと思っているよ。

-リリースはいつごろになりそうなのでしょうか?

J:今年はアルバム製作に時間を使いたいんだ。だから、ツアーはできるだけ控えたいと思っているよ。オルタナティブプレスで期待されるバンドに選ばれていることもあるから、できれば今年中には出したいと思っているよ。

-もちろん、アメリカだけではなく、日本のファンも次回作に期待して待っていますよ。

J:ありがとう。もし今年中に出なくても、新曲のデモなどを随時、MY SPACEにアップしていくからチェックしておいてね!!