INTERVIEW
FULL BLOWN CHAOS
2007.08.15UPDATE
Member:Ray(Vo.)
Interviewer:ムラオカ
-本作「HEAVY LIES THE CROWN」で日本盤デビューということで簡単にFULL BLOWN CHAOSの紹介をお願いします。
FULL BLOWN CHAOSはニューヨーク・シティで生まれた凶暴で破壊的なメタル/ハードコアのパワーなんだ。骨を震わせ、歯をガタガタになるまで揺らすほどのヘビーな音楽を作ろうとしている。少しずつラインナップを変えながら8年くらい活動し、今は強い絆で結ばれている。FULL BLOWN CHAOSのメンバーはMikeとJeff Facci (ギター、ドラム)、Mike "Lurk" Ruehle (ベース) それから俺 (Ray Mazzola / ヴォーカル )だ。EPを1枚、フル・アルバムを2枚、HATEBREEDのJamey JastaのレーベルSTILLBORN RECORDSから出したんだ。「HEAVY LIES THE CROWN」は俺たちの3枚目のフルアルバムで、FERRET MUSICからリリースされるよ。
-STILLBORNからFERRET MUSICへのレーベル移籍の経緯を教えて下さい。
そうだな。俺たちには変化が必要だったんだ。ステップアップする時期だったし、もっと色々な助けとか機会が得られる大きなレーベルに移籍しようと考えていたんだ。たくさんのレーベルから声を掛けてもらったんだけど、FERRETが俺たちにとってのベストチョイスだった。自分たちがレーベルのために一生懸命働くのと同じくらい、俺たちのために働いてくれるレーベルだと思ったのがFERRETだったんだ。
-FERRETは、今やMADBALLも所属していますが、あなた方から見てどういう印象がありますか?
MADBALLは史上最強のハードコアバンドの1つだよ! 確実に俺の5本の指に入る大好きなバンドだ。そしてもっとも影響を受けたバンドでもあるね。NYCから来たということは、みんな地元のバンドをお互い良く知ってるってことなんだ。一緒にツアー もしたよ。 彼らと同じレーベルに所属するのはホントにエキサイティングなことだよ。
俺たち両方のニュー・アルバムが同じ日にリリースされるんだから更に衝撃さ! 2つのパワフルなニューヨークのバンドが世界を圧倒するんだ。やってやるぜ!!
-新作は、BIOHAZARDのBilly Grazadeiプロデュースということでビックリしました。以前から地元の先輩後輩という関係だったんですか?実際、彼の仕事はどうでしたか?
俺は初期からのコアなBIOHAZARDファンなんだ。FULL BLOWN CHAOSは過去にBIOHAZARDとツアーしたことがあって、そこで仲良くなってさ。Billyは凄く才能のあるミュージシャンで、業界で最も優秀なプロデューサーの一人だよ。彼は、ミュージシャンの実力を引き出す独特のやり方を持ってる。その凄さといったらネズミを人間にするくらいの技なんだ。彼と仕事をして、CDを作り上げたということは「絶対安心」ってことなのさ。
-あなた方のことをメタルだとかハードコアだとか言うのももはやアホらしいですけど、SLAYERに匹敵するスラッシーな曲と、ビッグ・ブレイクダウン満載な曲に圧倒されました。新曲の出来はいかがです?
新曲は、とんでもなく素晴らしいんだよ! 俺たちはメタルに対する愛とハードコアのルーツを組み合わせて、ブレンドして俺たちのスタイルを作り出したんだ。新曲は、過去に作ったどんな曲よりも攻撃的だと言えるだろうね。俺たちはこれからもアルバムごとに更に凶暴になっていくし、更に猛烈な感情を表現するものを作っていくぜ。
-斬新でありながらも、MERAUDERやALL OUT WARなどのようなバンドに似た雰囲気も感じました。彼らのようなバンドの影響ってありますか?
この2バンドのことは大好きだし、どちらも仲良しだよ。どちらもパワーがあるよね。俺たちは共通のどん底を味わってきた仲だし、同じような内なる残忍さを持っているんだ。MERAUDERとALL OUT WARは、俺にとって親族みたいなもんなんだ。彼らの音楽は、いつも俺を『誰かの肋骨を取り出してヤツらに見せてやりたいような気持ち』にさせるんだ。「MASTER KILLER」(註 : MERAUDERの1stアルバム)と「FOR THOSE WHO WERE CRUCIFIED」(註 : ALL OUT WARの2ndアルバム)は俺たちを『純真なヤツの頭の上に爆弾を落としたくなるような気持ち』にさせるね。
-アートワークもサウンドも”力強い!!!”という印象を受けましたが、歌詞もそういった世界観だったりします?
確かにそうだね。FBCは"力強さ"、"誠実さ"、"痛烈さ"の歴史を作り続けているんだ。俺たちがほしかったアートワークは何も言わなくてもそれが伝わるようなものだったんだ。