DISC REVIEW
-
-
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々。先だってはスペイン ビベイロでの"RESURRECTION FEST 2025"で、見事なサークル・ピットを出現させ、いわゆる"運動会"を展開した、INGことアイスクリームネバーグラウンドによる5年ぶり2枚目のアルバムは、全18曲の大ボリュームだ。自由な発想を活かしたエンタメ至上主義の痛快スタンス、フェス文化の申し子ぶりは今作でも顕著で、「まずは伝説に」や「ギガンゼルス」等、関西圏各フェスに対するリスペクトの念を込めて作られた計8曲も、しっかりと収められている。そして、正義と平和の在り方を描いた「ダイブモッシュ論争」が実に秀逸。自称"日本(大阪)の暴(アバ)レンターテイメントバンド"の名に偽りなし! 杉江 由紀