DISC REVIEW
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前作で、インダストリアル・ロックを進化させたようなアグレッシヴなエレクトリック・サウンドを展開したPOPPY。これまでアルバムごとにテーマ性を持ったサウンドで自らの可能性を押し広げてきた彼女が、ついに自身の引き出し全部盛りとも言えるような、ゴージャスなアルバム『Negative Spaces』を作り上げた。Jordan Fish(ex-BRING ME THE HORIZON/Key)が共同プロデュースと聞けば、なんとなく納得できるラウドとポップのバランス感。ゴリゴリのポストハードコアから、キラキラのシンセ・ポップ、玄人志向のインダストリアル・ロック、鬼気迫るハードコア、スタジアム級のメジャー感溢れるポップ&ロック......全方位死角なし、聴きどころ満載だ。 山本 真由