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DISC REVIEW

NRN.

テクニカルなプレイやモザイク的なアンサンブルによるプログレッシヴなサウンドと、オキタユウキの中性的でエアリーなVo/ラップという、異素材がせめぎ合った独自のヘヴィ・ミュージックを奏でるété。前作から約3年ぶりとなるEPは、さらにジャンルという囲いを無効にするように、UKドリル的な複雑なビート等も織り込まれ肉体的な演奏と融合した。不穏な雰囲気が漂い、無秩序のようでキャッチーで、身体になだれ込んでくる音の情報量に満たされていくなかでハッとするワードに出会う。現実と電脳世界が歪に混じり合う今や、そのスピード感を表したような音楽。その真っ只中で流されぬよう、どこに軸足を置いて生きるのか。そんな問いが詰まっている。 吉羽 さおり