DISC REVIEW
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俳優 廣野凌大のアーティスト・プロジェクト、Bimi。ヒップホップやロックから演歌までをも取り入れた多彩さが聴きどころだが、すべて自身が作詞作曲、セルフ・プロデュースしているというから驚きだ。和テイストのイントロから高速ラップを展開していく「博徒街道」、荘厳でヘヴィなラウドロックにヒップホップを掛け合わせた「怒鈍器」、"宇宙人"感のあるデジタル音が遊び心溢れる小洒落たナンバー「インベーダーインバイト」、EDMにジャジーなムードを織り交ぜる「ミツ蜂」、赤裸々なラップ・パートからサビではシャウトが轟く「babel」、日本の伝統音楽を大胆に取り入れた「輪 -味変-」と、自身の多様なルーツを掛け算していく楽曲たちは、様々なジャンルを落とし込むK-POPブームとも共鳴しそう。彼の音楽愛が伝わってくる1枚だ。 中尾 佳奈
