DISC REVIEW
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"ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト"をきっかけにヨーロッパで人気を博し、近年ではアメリカでもツアーを実施し注目を集めているBLIND CHANNEL。"メタル界のBACKSTREET BOYS"という異名も浸透しつつある彼らの5作目となる最新アルバムでは、"ヴァイオレント・ポップ"と銘打った自らの音楽性をさらに強化。ニューメタル由来のヘヴィなチューニングで紡がれる爆発的グルーヴとキャッチーなメロディを組み合わせ、ひと回りパンプアップしたサウンドを提示している。ワイルドなリフで開幕を告げるTrack.1、強烈なラップ・ヴォーカルとクリーン・パートが交錯するTrack.3、ハードコア・テクノやPhonkすら飲み込んで狂騒を生み出すTrack.11といった強力ナンバーから、エモーショナルなバラードのTrack.6まで、リスナーのあらゆる感情を解放させる楽曲が勢揃い。早くフロアで体感したい! 菅谷 透