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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

DISC REVIEW

TRICKSTER

2ndフル・アルバム『NewtroGrade』から約1年8ヶ月となるEP。コロナ禍ということもあり音重視となった前作とは打って変わり、バンドのエネルギーがすべてここで爆発したかのような勢いある1枚。ラウドさは増しつつもキャッチーさもしっかりあり、ライヴでのシンガロングの様子や大勢が拳を突き上げる光景が目に浮かぶ。コロナ禍を経験し、そこから生まれた様々な迷いや葛藤を描いた「Non-Fiction」はきっと誰の心にも重なるだろうし、これまでの活動や自身の人生を振り返り、そこに対する悔しさやもどかしさから得ることのできた未来への希望は、きっと誰かの人生に光を差す。まさに"TRICKSTER"=二面性を迷いなく自分たちの音と言葉で表現した全4曲。ライヴで体感する前に、まずは1曲毎にその想いを噛みしめながら聴いてほしい。 藤坂 綾