DISC REVIEW
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来日経験もあるUSデスコアの雄による通算5枚目にして、名門 Century Media Recordsに移籍後初となるアルバム。かつては、後にLORNA SHOREに加入(そして脱退)するCJ McCreeryも在籍、紆余曲折を経ながら常に前進を続けてきたバンドだ。David Simonichによる極悪極まりないグロウル、Bobby Crowの超人的なドラムスはますます冴えわたり、サウンド自体は洗練を感じさせながらも、純然たる暴力性はむしろ過去最高レベル。流行に追従せずに己の鳴らすべきデスコアを追求した結果、彼らのキャリアの中でも重要な1枚へと仕上がった印象だ。TRIVIUMのMatthew Kiichi Heafyのゲスト参加にも注目を。 井上 光一