DISC REVIEW
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物騒すぎるアイドルは、ペストマスクをつけ、黒き翼を身に纏い、釘バットを振り回しながら、鬱屈した怒りを吐き出す。インダストリアル・メタル×アイドルの概念をセルフプロデュースで具現化しているGARUDAは、英国やスウェーデンなどでも評価されているが、今年4月にはなんと3年前にリリースされていた前作『The Battle Of Nightmares』がiTunes Store（日本）のオルタナティヴ・トップ・アルバム27位にランクイン。そして、それに次ぐ今作では、表題曲を筆頭により暴虐性の増した音と言葉たちがコアに吹き荒れることになっているのだ。叙情性を含んだリリカルなバラード「NOEL_HEROINE」さえも刺さり具合は鋭い。先入観や偏見を蹴散らしながら、今GARUDAは高く飛翔する。 杉江 由紀
