DISC REVIEW
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2021年に現メンバーとなり、今年になってよりポップ寄りの楽曲を制作し始め、半年で3曲の配信楽曲をリリース。YouTubeやサブスク、SNSも積極的に利用し、その名を一気に広めたAS I AMの1stフル・アルバム。冒頭のEDMを基調としたリード曲「FIRE」を聴いたときの感想は"新しい!"のひと言。そして、「Fight song」でアルバムを聴き終えたときの感想は"熱い!"のひと言だった。海外のトレンドも意識して、ロックにヒップホップにEDMにと様々な音楽ジャンルを織り混ぜ、シンセやサンプラーやオートチューンを使用した様々なサウンドを取り入れながら、バンド・サウンドの熱量をしっかり軸に持ち、最新型のポップスに落とし込む、AS I AMの音楽世界。彼らのアルバムに、令和の音楽シーンの最先端を見た。 フジジュン