DISC REVIEW
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猛者揃い、曲者揃いのPetit Brabanconを構成するのは京（Voice／DIR EN GREY）、yukihiro（Dr／L'Arc～en～Ciel）、ミヤ（Gt／MUCC）、antz（Gt／Tokyo Shoegazer）、高松浩史（Ba／THE NOVEMBERS）。彼らが完成させた1stアルバムは、極めて濃密で激烈な音の集合体に仕上がっている印象だ。作詞は全曲とも京、メイン・コンポーザーはミヤとなるが、今作ではantzも4曲を提供しているほか、Track.7はyukihiroが手掛けているのも特筆すべき点であり、そのアンニュイな空気感は秀逸のひと言。なお、"Fetish"という言葉には偏執や執着といった意味とは別に呪物という意味もあるとのことで、今作の場合はもはやどちらの意味にも解釈できるかと。 杉江 由紀
