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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

DISC REVIEW

Automata

Petit Brabancon

『Automata』

Label : MAVERICK

無機的に見えるAutomata=機械人形だとしても、それを生み出すのはほかならぬ有機の塊でしかない人間なわけで。結局、創造の根底にはいかなるときにも人の魂が宿るのだ。曲者と猛者の揃った通称"プチブラ"の1st EPは、yukihiro(Dr/L'Arc~en~Ciel)が作曲したケチャの律動を彷彿とさせるトランス系インスト「mind-blow」から開幕し、ミヤ(Gt/MUCC)作曲の90年代的NWの匂いが濃厚にむせ返るリード・チューン「孤動」へと展開しながら、antz(Gt/Tokyo Shoegazer)作曲の殺伐とした「Loser」、yukihiro作曲のレトロなエレクトロニック・ボディ・ミュージックのファクターと肉感的バンド・サウンドの融合した「surely」、antz作曲のカオスなヘヴィ・チューン「Common destiny」、そしてミヤ作曲の無情を劇的に描いた「Miserable」で締めくくられる。またもすこぶる秀逸......! 杉江 由紀