DISC REVIEW
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ロック・ギタリストの最高峰としてシーンのトップを走り続け、世界中のミュージシャンたちからリスペクトされるSLASHが、通算5枚目となるソロ最新作をリリース。タイトルの"4"は現在の名義となってから4枚目という意味で、2012年にリリースした本名義1枚目の『Apocalyptic Love』から10年目の節目にあたる記念すべき作品だ。時にハードに、時にメロディアスにアメリカン・ロックの粋を表現するSLASH印のギター・ワーク、実力派ヴォーカリストのMyles Kennedy(ALTER BRIDGE)による突出した歌唱力で魅せるメロディ、緩急自在のアンサンブルを軸としたサウンドはぶれることはなく、痛快なロックのお手本のような楽曲群を思う存分楽しめる1枚である。 井上 光一