DISC REVIEW
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Яyo(ex-ギルガメッシュ/Dr)がレーベル・ヘッドを務める"Wolves anchor DC"からリリースされる1stフル・アルバム。自らを"ハイブリッド・ロック・バンド"と銘打っている通り、その音楽性はかなり多様性に富んでおり、ひとつのジャンルで括ることが非常に難しい。激烈なギター・リフと重厚なドラムが絡まり合う「ILLUMINATE」や、退廃的な空気が立ち込める「現人」、繊細でメランコリックな「氷面鏡」や、ビッグ・スケールを描きながら疾駆していく「LIVE FREELY」など、ヘヴィ且つプログレッシヴなサウンドと、メロディアスなクリーン・ヴォーカルが放つキャッチーさを高次元で融合させていて、1stフル・アルバムにして実にハイクオリティ。自然とここからに期待が高まる仕上がりだ。 山口 哲生