DISC REVIEW
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過去にGUNS N' ROSES韓国公演のO.A.も務め、00年初頭から日本のパンク・シーンとも親交が深かったGUMX。Yongwon(Gt/Lead Vo)を中心に日本人メンバーふたりが加入し、新体制による6曲入りEPがここに完成。豪放なメロディック・パンクを主軸に、懐かしくもフレッシュなサウンドを封じ込め、12年のブランクを吹き飛ばす生々しい演奏力にキッズ魂を叩き起こされてしまう。切ないメロディで疾走する冒頭曲から心を鷲掴みにされ、映画"新世紀エヴァンゲリオン"劇中挿入歌のカバー「KOMM SUSSER TOD」もパンキッシュな仕上がりでカッコイイ。また、ストーリー性豊かに聴かせる「THE ANSWER」、再録曲「APERICAN CHIC」と聴き応えたっぷりの1枚だ。 荒金 良介