DISC REVIEW
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幾度かの来日経験もある、フロリダ出身の5人組による通算3枚目となる最新作。前作、前々作から引き続きプロデューサーにAndrew Wade、A DAY TO REMEMBERのヴォーカリストであるJeremy McKinnonら鉄壁の布陣を迎え、高品質なメタルコア作品を生み出すことに成功している。確かな演奏能力と持ち前のソングライティング・センスを武器に、モッシュ・ダイブ不可避のリフ、叙情的なソロ、ダイナミックなリズム隊、迫力のスクリームと美麗なメロディの掛け合いが目一杯詰め込まれたサウンドは、ファンの期待を裏切らない出来であろう。また、過去作と比べてメロディの良さがさらに磨かれたと感じる。大胆な変化や新機軸などはないが、安定感のある1枚と言えよう。 井上 光一