DISC REVIEW
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伝説的バンド THE MAD CAPSULE MARKETSのフロントマン、KYONO初の個人名義でのアルバムが完成した! THE MAD CAPSULE MARKETS以降もWAGDUG FUTURISTIC UNITYの活動や、SLIPKNOTのSid Wilson(DJ)とのコラボレーション、DJ BAKUとのユニットなど、常に第一線で活躍してきたKYONO。彼がソロでどのようなアプローチを見せるのか、多くの音楽ファンが期待を寄せていることだろう。しかも、今作はフィーチャリング・アーティストも非常に豪華な顔ぶれで、MAH(SiM)、JESSE(RIZE/The BONEZ)、Tokyo Tanaka(MAN WITH A MISSION)という、現在のラウド・シーンを牽引するヴォーカリストたちが集結している。そんな彼らのそれぞれのスタイルに敬意を払ったソングライティングにより、個性的な楽曲が完成した。KYONOの根本にあるパンク/ハードコアのマインドと、攻撃的ミクスチャー・スタイル&破壊的デジタル・サウンド、それらがすべて1枚にまとまった贅沢な作品だ。 山本 真由