DISC REVIEW
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ここしばらく"まだやってるの?"ってくらい動きのなかったEpitaph Records傘下のレーベル、Hellcat Recordsから久々のリリース! "RANCIDチルドレン最後の世代"とも言える、もはやレーベル看板バンドとなったTHE INTERRUPTERSの3rdアルバムだ。どの曲もわかりやすく、めちゃくちゃノリやすい。2トーンの流れを汲んだ渋さもありつつ、Aimee Allenのハスキー・ヴォイスがぴったりなパンク・ソングもあり、今作もブレることなく彼ららしいスカ・パンクの王道を貫いている。一時期世に溢れていた、ただのRANCIDフォロワーではなく、さらに進化した独自の魅力も併せ持つ、まさに正当なRANCID後継者。決してメイン・ストリームに媚びないこの音楽性が、彼らが支持され、愛されている理由なのだ。 山本 真由