DISC REVIEW
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SHACHIのTAKE(Gt/Vo)が運営するDUSTBOX RECORDS移籍第2弾シングル。今年結成20年に突入するバンドだが、これまでの集大成と言える音源になっている。もともとSNAIL RAMPに衝撃を受け、ホーンなしでもスカ・パンクがやれるんだ! と思い、自分たちの音楽性を確立させていく。途中で日本語パンクの影響も受け、歌モノ路線にシフトしたものの、再びスカ・パンクに回帰した。今作は高速スカからアコギ弾き語り風の手法まで取り入れ、まさにこれまでの歩みを1枚にパッケージ。前半2曲が英語詞、後半2曲が日本語詞という構成だが、まったく違和感は感じない。OPERATION IVYに通じる荒々しいスカ・パンクに身も心も躍らされる。ビックリ仰天の曲展開を見せるTrack.4は最高。 荒金 良介