DISC REVIEW
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2016年2月にShiban（Gt）が加入し、新5人体制で作り上げた7曲入りミニ作。ピアノ、ストリングスを用いた荘厳なオープニング的インスト曲「Re:」から彼らのオリジナリティが際立っている。スクリームと歌メロを織り交ぜたヴォーカルは聴きやすく、ポスト・ハードコア的なアプローチにシンフォニックな要素を盛り込んだ曲調は、他とは一線を画すサウンドに仕上がっている。今回はわかりやすさ、キャッチーさを意識したようだが、7YEARS TO MIDNIGHTが本来持っている一癖も二癖もある個性際立つフレージングはいい意味で微塵も薄れていない。FOADのKSKN（Vo）を迎えた「Solitude」を含め、メタルコアからハード・ロック好きまでグッと来るテイストを入れた懐の深い楽曲群も聴きどころと言えるだろう。 荒金 良介
