DISC REVIEW
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今年、結成20周年を迎えたGOOD CHARLOTTEが約6年ぶりにリリースした6thアルバム。ダンス・ミュージックにアプローチするほか、3~5枚目のアルバムではポップ・パンクに止まらない果敢な挑戦を続けてきた彼らが、今作では原点回帰。1枚目と2枚目のアルバムをプロデュースしたJohn Feldmannを三度起用して、ポップ・パンクを誰からも愛される現代のポップ・ミュージックに昇華させたころのサウンドを蘇らせている。そこにはもちろん、パンクではなくポップ・ミュージックの担い手としての矜持があるのだろう。ポップ・パンク調のTrack.5「Keep Swingin'」にはSLEEPING WITH SIRENSのKellin Quinn、パワー・バラードのTrack.6「Reason To Stay」にはBIFFY CLYROのSimon Neilが客演。 山口 智男