DISC REVIEW
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野獣からゴスロリへ!?と誰も予想しなかったBLOOD STAIN CHILDのヴォーカル・チェンジで一躍シーンの話題をさらったSophiaが2012年のバンド脱退後、自らのプロジェクトを立ち上げ再びシーンに帰ってきた! Ettore Rigottiプロデュースという強力な後ろ盾の下、より妖艶な世界観を突き詰めたトランスmeetsメタルの音楽性は、ゴシックな要素をより多く取り入れることでSophiaの圧倒的な歌唱力をより前面に押し出し、このプロジェクトのスタンスをわかりやすく表している。ジブリ・メタルからSophiaのヴォーカルに触れたメタラーは、今作を聴けば待望感すら覚えるだろう。それぐらいハッキリと確立されたSOPHIAのキャラクターが深く刻まれた1枚。パーマネントな活動としてぜひ定着して欲しい。 米沢 彰