DISC REVIEW
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KORN、LIMP BIZKIT、SYSTEM OF A DOWN等が活躍したニュー・メタル、ラウドロック全盛期真っ只中の1997年、アメリカはフロリダにて結成された5人組バンド。ニュー・メタル・シーンに陰りが見えてきた一時期、彼らもUSビルボード・チャート100位圏外が続き低迷してしまったが、前々作より再び浮上、見事復活を果たしている。今作『The Return』はプロデューサーにDISTURBEDやMACHINE HEADを手掛けたJohnny K、エンジニアにDaniel Salcidotoと、前作同様の制作チームを迎えている。NONPOINTの音楽性は結成当初より一貫してオルタナティブ・サウンドをベースにグルーヴィなリズム隊とメタル・エッジなギター、そしてオリエンタルでエモーショナルなヴォーカル・メロディを特徴としたもので、その神髄は今作でも十二分に味わうことができる。 村岡 俊介(DJ ムラオカ)