DISC REVIEW
-
2002年の結成から12年目を数えるクリスチャン・メタルコア・バンドWAR OF AGESの6枚目となるニュー・アルバム。今作は直系のメタルコアからメロデス的なサウンドへと更に接近し、エモーショナルな部分がより前面へと出たサウンドへと変貌を遂げている。IN FLAMESばりのキーボードのメロディやシンフォニックなパートが導入され、メロデスとメタルコアのいいところ取りと言って良い構成だが、テクニカルなギター・ソロの持ち味はしっかりと残しており、ギター・フリークも決して裏切らない1枚となっている。エモいメロディが満載され、彼らの精神性がより強調された今作が、彼らのこれまでの蓄積をより広いメタル・ファンに知らしめるきっかけとなるかもしれない。 米沢 彰