DISC REVIEW
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北海道出身の4人組ラウドロック・バンドによる3枚目のミニ・アルバム。その確かな実力と、エネルギッシュなライヴ・パフォーマンスも人気の秘訣だ。収録されている6曲の内容は多彩ではあるが直球で、一貫したサウンド・コンセプトを感じる。彼らのルーツとなった90年代から00年代の音楽を現代的にアップデートし、いつの時代に聴いても色あせることのない普遍的な魅力を持つ粒揃いの良曲ばかりで、後味も絶妙なので、気がつけばアルバムを何周もしてしまうし、フレーズのひとつひとつがよく練られていて、何度聴いても新しい発見がある。"迷宮"という意味を持つタイトルに込められたメッセージを噛み締めながら楽しもう。レゲエ・ミクスチャーなナンバー「RUDE BOY」はSiMなどが好きな人も必聴だし、HOOBASTANKやLOSTPROPHETSなど、王道の古き良き洋楽ラウドロックが好きな人にも響く会心作! KAORU