DISC REVIEW
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2001年にアメリカのケンタッキー州で結成された4人組による4thアルバム。デビュー当時から、骨太でスケールの大きいアメリカン•ハード・ロックのド真ん中を突き進んできたバンドで、ハード・ロック・ファンからの支持は厚い。今作ではTOOLやSOUNDGARDENなどを手掛けたJoe Barresiをプロデューサーとして迎え、サザン・ロック特有の土臭さに、モダンでラウドなソングライティングというBSCの持ち味を、よりエネルギッシュでダイナミックなサウンドへと進化させた作品だ。ノリ一発な曲もあれば、LED ZEPPELINからの影響を強く感じる構成に凝った曲、更には彼らの原風景を髣髴させるカントリー・ソングも素晴らしく、聴き応え十分。BSC史上イチの傑作だと言っても過言ではない。 KAORU