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DISC REVIEW

The Interruption System

ADAM KILLS EVE

『The Interruption System』

Release Date : 2013-08-21
Label : GO WITH ME

2006年に結成された、イタリア発の5ピースによるフル・アルバム。その面白さはド派手な煽り感のあるシンセとアドレナリン全開のスクリーム、キャッチーで憂いも帯びたメロディを前のめりで畳みかけてくる勢いだ。とはいえ、躁状態で駆け抜けるだけじゃない、がっつりとタフなヘヴィ・サウンドや硬質なハードコア・サウンドで攻め、メロウな美メロも響かせたりする。とてもいい意味で、英米のバンドとは一線を引いた、明快さや飛躍力の高さがあって爽快というか、ここまでやられちゃぐうの音も出ないくらい、シンセ使いにしろ、ヘヴィさもがフル・スロットル。ATTACK ATTACK!や、Fear, and Loathing in Las Vegasのエレクトロ・エッセンスとも違う、バンド・サウンド、ヴォーカル、シンセのせめぎ合いがポップに昇華されたアルバム。 吉羽 さおり