DISC REVIEW
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これぞ純度100%のロックンロール!2001年のデビューから数え、4枚目のオリジナル・アルバムとなるが、一貫してAC/DC愛たっぷりの痛快なロックンロールを貫くスタイルは、このご時世では特に新鮮に映る。サウンド・プロダクトはむろん成長しており、ギターの際立たせ方も秀逸。曲構成にも凝っており、時折ハッとさせられるフレーズに出会うことができる。曲によっては長尺なものもあるが、中だるみ感は微塵もなく、更に進化したロックンロールの醍醐味をたっぷりと堪能できる。難しいことは考えず、底抜けに明るいグルーヴに身を任せるべし!まずは「Ready To Rock」を聴いて、普遍的な彼らの魅力を味わってほしい。70~80年代のハード・ロックをコンセプトにしているバンドは数あれど、AIRBOURNEはその中でもなんとも言えない中毒性アリ! KAORU