DISC REVIEW
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BEFORE THE DAWN、凍て付く極寒の大地フィンランドより7枚目のニュー・アルバムと共に復活。ベース&クリーン・ヴォーカル担当のLars Eikindと、ドラマーのAtte Palokangasのリズム隊2人が昨年脱退、新メンバーとしてベースのPyry HanskiとドラムのJoonas Kauppinenが加入と、バンドの基盤を揺るがしかねないメンバー交代が勃発した彼らだが、約1年という短期スパンで新作リリースに漕ぎ着けた。最大の変化はツイン・ヴォーカルからTuomasのグロウルのみにシフトしたヴォーカル・スタイルであり、クリーンがなくなることで邪悪でダークな音楽性へと変貌を遂げている。10年のFINLAND FESにて来日を経験済みの彼ら、今作リリース後に再来日を期待したい。 ムラオカ