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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

BEFORE THE DAWN

2012.10.13UPDATE

2012年10月号掲載

BEFORE THE DAWN

メンバー:Tuomas Saukkonen (Vo)

インタビュアー:ムラオカ Translator:Yuga

-激ロックといいます。初めてのインタビューですがよろしくお願いします。“BEFORE THE DAWN”(夜明け前)というバンド名はどうやって決められたのでしょうか?またバンド名が意味するところを教えてください。

99年にこのバンドを始めた時、暗闇を意味する名前が欲しかったんだ。ただあまりにも暗くて陰気な名前は嫌だったんだ。でもこの名前には”Dawn(夜明け)”という言葉も入っているから、希望の光も感じられるかなって思ったんだ。

-10年にはFINLAND FESにて初来日を果たしていますね。当日はソールド・アウトでしたが、日本でのライヴは楽しめましたか?

ただただ最高だったよ。地球の裏側まで旅して見た巨大な観客は、今でもこれまで演奏した中で1番のオーディエンスだよ。それに、フィンランドの飛行機で眠りに落ちて、起きたら日本についているっていうのはすごい気分だった。全く異なる世界に来たからね。日本や東京の街を見ることができて単純に素晴らしかったよ。

-また来日の際、ライヴ以外で印象に残っていることがありましたら教えてください。

他の出演バンドと違い、東京で1日中オフの日を作るようアレンジしたんだ。もし本当に東京をよく見たかったら1週間は必要だと思うけど、1日でもすごく面白くて特別な経験だったよ。

-アルバム『Rise Of The Phoenix』リリースおめでとうございます。日本以外では4月にすでにリリースされていますが、メディアやファンの反応はいかがですか?

メディアもファンも、素晴らしい反応をくれているよ。クリーン・ヴォーカルがなくなるなんてとても大きな変更点だから、音楽性の変化についてより厳しい批評をもらうと思っていたんだ。でも結果的に人々はあのアルバムを気に入ってくれて、変化についても喜んでくれたんだ。確かに僕たちは既に7枚もアルバムをリリースしていて、最初の6枚は結構似たテイストだったからね。そういう意味でも変化を受け入れてくれたんだ。

-今仰ったようにベースだけでなくクリーン・ヴォーカルを担当していたLars Eikindと、ドラマーのAtte Palokangasの2人が昨年脱退しましたね。彼らがバンドを脱退することになった理由を教えてください。

Larsについては、長年たくさんの問題を抱えていたんだ。飲み過ぎだったり、プロとして相応しくない行動とかね。そういう状態で数年過ごして、違う道を歩む方がお互いのためにいいという結論に至ったんだ。Atteについては一切問題を起こしたこともなくプロフェッショナルそのものだったけれど、速いブラストビートやダブル・バス・ドラム等の音楽の新しい要素が気に入っていなくて、やはり新しいスタイルにはより速いドラマーを探した方がいいと感じさせたんだよ。

-新しく加入したベースのPyry HanskiとドラムのJoonas Kauppinenはどういった経緯で加入に至ったのでしょうか?また彼らの経歴を教えていただけますでしょうか?

彼らは2人とも古くからの良い友達で、他のプロジェクトで一緒に演奏したこともあったから俺にとってはあまり新しいメンバーって感じではなかったんだ。でもよく知られているようなバンドをやったことのない奴らだったから、彼らと共にヨーロッパ・ツアーなんかに行けたのはすごく良かった。2人ともとても才能があってプロフェッショナルなミュージシャンだから、彼らが参加してくれてバンドが完成されたよ。

-PyryはLarsと異なり、クリーン・ヴォーカルは担当していませんね。新たにクリーン・ヴォーカルができるメンバーを加入させようとは思わなかったのでしょうか?

いや。もう6作もクリーンとグロウルの組み合わせのアルバムを書いたし、今はギター・リフやメロディにより重点を置いて、ヴォーカルはリズム的な役割に留めておきたいんだ。

-先ほどから話に出ていますが、今作での1番の変化はLarsのクリーン・ヴォーカルがなくなり、Tuomas Saukkonenのグロウルのみとなり、音楽性もそれに合わせてさらにダークになりましたね。この変化へ至った過程を教えてください。

もちろん今作はよりダークになり、メロディック・デス・メタルから更にはメロディック・ブラック・メタルなどの要素をより多く含んでいる。でもギターに集中して聴けば、これまでよりもっとメロディックでもあるんだ。そういう意味ではダークさと美しさのバランスはとてもよく達成されたと思う。俺の音楽のルーツはDISSECTION、AT THE GATES、(OLD)PARADISE LOSTなどから来ているから、ダークで重い方向性に行くのは自然なことなんだ。

-ツイン・ヴォーカル・スタイルからTuomasのグロウルのみのスタイルに変更したことで、楽曲も変化していますが、その点について詳しく教えてください。

ギターのメロディがより大きな役割を占めていて、クリーン・ヴォーカルの柔らかさがなくなった分、楽曲内の強弱はアコースティックやイントロのパートと重いパート間のコントラストに頼っているんだ。それにメロディック・ブラック・メタルからブラストビート等のよりスピード感のある要素を加えたかったんだ。多くの人が親しみのある要素がなくなることで弱くなったと感じるかもしれないけれど、そうすることで音楽が多彩になるからね。