DISC REVIEW
-
2010年7月に激ロックFESにて初来日を果たすが、クリスタル・ヴォイスの持ち主Nicholasが来日直前で脱退、クリーン・パート不在でのライヴと苦いものとなってしまった。さらに来日直後にはLandon Tewers(Gt&Vo)とElliott Gruenberg(Gt)の2人が脱退、一時は解散も免れないと噂されたが、その後BTEの旧友であるJordan Disorbo(Gt)とBrandon Rosiar(Gt)が加入しさらに、Nicholasも説得されバンドに舞い戻ることになり事無きを得た。そんな紆余曲折を経た彼らだが、サウンドは思いのほか(いい意味で)変わっていない。スクリーモ・バンドの多くがメタルコア化やエレクトロ化する中、Nicholasのクリーン・パートやスクリーモ本来のエモーショナルさを大切にしている点は高評価に値する。 ムラオカ